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燕市について

燕市合併10周年のご挨拶

燕市合併10周年記念式典での市長挨拶です。

燕市合併10周年のご挨拶

鈴木市長 本日ここに、燕市合併10周年記念式典を挙行いたしましたところ、公私ともにご多用のところ、新潟県知事様、国会議員の皆様、県議会議員の皆様、県内外の市町村長の皆様を始め、多数のご来賓の皆様並びに市民の皆様からご臨席を賜り、心から御礼を申し上げます。
 
平成18年3月20日、「人と自然と産業が調和し進化するまち」を将来像に掲げ、燕市、吉田町、分水町が合併し、新しい「燕市」が誕生しました。一市二町それぞれが、幾つかの過程を経てたどり着いた合併であり、いわゆる旧合併特例法に基づいた平成の大合併の中では、新潟県内最後に 誕生した新しい市でありました。
様々な困難と葛藤を乗り越えながら、この合併の実現にご尽力いただきました、当時の市長、町長、議会の皆様を始めとした関係者の皆様に対しまして、心より敬意を表する次第であります。
 
平成の大合併は、地方分権時代を迎えるにあたり、地方自治体が行財政の効率化を図りながら、自らの責任と能力でまちづくりを行っていくために推進されたものでありました。合併を選択した各自治体は、それぞれに大変な努力を重ねながら、新しいまちづくりに取り組んでこられたものと存じます。
 
ここ燕市においては、先ず初代小林市長さんの下、市民と行政との協働(パートナーシップ)の確立を目指したまちづくりが進められました。
合併した年の10月に、市民の皆さんで構成する「燕市まちづくり住民会議、100人委員会」を組織し、新市のまちづくりの方向性や新しい総合計画の策定など、市民の皆さんと行政とで活発な議論が行われ、それは平成23年4月の「燕市まちづくり基本条例」の制定へと結実していきました。
また市内13の地域で「まちづくり協議会」を設立し、住民が主体となって地域の 課題解決に取り組む活動を活発化させていったことにより、現在では自主防災活動や 地域で支える福祉の推進役として期待される存在になっています。
 
ただ、私がバトンを受け継いだ平成22年頃は、おそらく多くの市民の皆様が、新市の一体感の醸成については、まだまだ道半ばであると感じていたはずです。
そこで、私が掲げたスローガンが、「燕はひとつ」でありました。
燕、吉田、分水という各地区がこれまで築いてきた歴史や伝統をお互いに理解した上で、良いものは取り入れ、ないものは補い合い、あるものは分かち合いながら、「燕はひとつ」を合言葉に、市民一丸となって共通の未来「日本一輝いているまち」を目指していきましょうと呼びかけたのです。幸いにして多くの市民の皆様からご理解をいただき、その後、体育協会、観光協会などの各種団体や様々な行事が次々に統一されていきました。
 
一方で、就任当時よく言われたことがあります。3地区の夏祭りを無くして新しい祭りに一本化した方がよいのではないか。それこそが「燕はひとつ」じゃないのかと。 しかし私は、それは違うだろうなぁと思いました。合併は、各地区が培ってきた個性を尊重し、調和を図りながら、新しい価値を創造することであるはずです。地域の歴史文化の象徴である祭りを無くすのではなく、むしろ、燕市民全員が三つの祭りを相互に楽しむことができる方が真の合併効果と言えるのではないか。
 
例えば共通に楽しめる「よさこい踊り」をつくり、各団体がそれぞれの祭りに出演し合い、一緒に踊ることで三つの祭りがひとつに結ばれていく、それこそが目指す姿だと考えました。
この私の思いは各地区のよさこい団体の方々に通じ、約2年間かけて共同で創作活動を行った結果、平成24年にオリジナル曲「舞燕」として完成しました。
以来毎年、この曲を一緒に踊りながら各夏祭りを盛り上げています。
さらに、昨年には三地区の太鼓団体にも共通の楽曲が完成しました。今後益々、3つの祭りが融合していくものと期待されます。
 
平成25年には合併の象徴とも言うべき新しい市役所庁舎も完成し、今では「燕はひとつ」と殊更言わなくてもいいくらい、新燕市の一体感は着実に醸成されてきているものと感じています。
今年、残された最後の課題とも言うべき水道料金の統一を図ることで、それはさらに確たるものになることでしょう。
 
新燕市のまちづくりを進める上で、もう一つ私が重視してきたことがあります。
それは、市民の皆さん、特に未来を担う子どもたちから、ふるさと燕に誇りと愛着を持ってもらうことです。
そのため、燕市の良い話題、新しい活動の情報発信を積極的に行ったほか、燕市が誇る自然、産業、人物などを小さい頃から学んでもらう「つばめっ子かるた」の作成と「燕ジュニア検定」の実施に取り組みました。担当したのは若手職員で結成したプロジェクトチームです。
彼らの努力により平成24年3月に、かるたと検定テキストが完成。以後、保育園等では、「おはようタイム」という時間を使ってかるたを学び、今や園児にかるたの絵札を見せだけで、スラスラと読み句を諳んじることができるくらい定着しています。
小学校では、毎年ジュニア検定試験を実施しています。昨年は2,700人を超える児童が受検し、満点を取った271人が「燕ジュニア博士」に認定されました。
そして、これらのふるさと教育は、燕市独自の英語教育推進事業「ジャック&ベティ・プロジェクト」にも受け継がれ、燕市の自然や産業のことを英語でスピーチできる子どもたちもどんどん育っています。
皆さん、「つばめっ子かるた」や「燕ジュニア検定」で育った子供たちが 大人になった時の燕市を想像してみてください。なんだかワクワクしてきませんか。今からとっても楽しみです。
 
今あらためて合併後の10年間を顧みると、必ずしも順風満帆な道のりではありませんでしたが、行財政改革に 取り組みながら、産業の振興、教育・子育て環境の整備、医療福祉の充実、都市環境の向上などのさまざまな政策を、市民の皆様とともに、一歩一歩着実に進めてくることができたと思います。
最近、市民だけでなく首都圏の郷人会の方からも、「燕市のいい話題がマスコミに数多く取り上げられるようになったね。誇りに思う」というお言葉を頂戴するようになりました。これもひとえに皆様のご支援・ご協力の賜物であります。ここに深く感謝を申し上げます。
 
こうして燕市が歩んできた道を振り返った上で、次なる10年に目を向けてみると、私たちの行く手には、「地方 創生」という大きな課題が横たわっています。
燕市はこの4月から「第二次総合計画」をスタートさせます。
地方創生という課題に対し、「定住 人口」の減少に歯止めをかける戦略に加え、「活動人口」と「交流・応援人口」を増加させるという戦略も併せて打ち出しました。
定住人口については、産業の振興や子育て支援、医療福祉の充実などに総合的に取り 組み、燕市に住みたい、働きたいと思う人を増やすことを目標としています。
厳しい財政状況の中、これまで醸成してきた市の一体感が推進力となっていくことが 期待されます。
 
活動人口の増加は、この十年間協働のまちづくりを進めてきた基盤を生かし、市民活動を更に活発化させ、キラキラ輝く人を増やしていくものです。
交流・応援人口の増加は、燕市の魅力を積極的に発信し、燕市を訪れたい、応援したいと思う人を増やすものです。
これは市民自らがふるさと燕に誇りと愛着を持っているからこそ市外の人の心にも響くものだと思います。
 
結びに、次なる未来へ歩み出すにあたり、長善館に代表される「人づくり」、国上山に代表される「自然」、日本有数の製造業が集積する「産業」、この三つが調和する燕市の魅力を更に磨きあげ、より強力に情報発信しながら、子どもたちが未来への夢や郷土への誇りを持てる「日本一輝いているまち」の実現に向け、引き続き全力で取り組んでいくことをここにお誓い申し上げます。
 
どうか、本日ご臨席の皆様におかれましては、燕市の更なる発展に向け、なお一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、燕市合併10周年記念式典の式辞とさせていただきます。
 

                                                                              平成28年3月19日
                                                                              燕市長 鈴木 力
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