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産業

燕市におけるインターンシップ受け入れ推進事業(つばめ産学協創スクエア事業)について

つばめ産学協創スクエア事業とは?

この事業は、産業界、教育機関、行政、金融機関等が連携し、ものづくりに関心のある若者が集い、インターンシップなどを通じて市内事業者と交流することで、UIターン就労や創業の促進、人材育成に結びつけ、産業の振興と地域活性化を目指すことを目的としています。
なお、この事業は 「一般社団法人 つばめいと ※」 が市から委託を受けて実施しています。
※燕商工会議所内において合意形成を図りながら同所工業部会役員が中心となって設立した非営利の法人です。

 つばめ産学協創スクエア URL:http://tsubame-square.com

1.この事業から生まれる未来 ~新しい人材の創出と産学共同開発に向けて~

燕の企業内に新しい価値をもった人材を生み出したい
■ 大学生の雇用経験のない企業と人材をつなぎたい
■ IT を含め新しい時代に必要な感性を有する人材雇用を促進したい
■ 大学生の研修プログラムを受け入れることで、企業内に人材への柔軟な姿勢をもたらしたい
■ 研修プログラムを通しての企業の効果的なコミュニケーションを支援したい
  
燕を経験した人材を各地に増加させたい
■ 燕の研修プログラムを受けた学生が東京を含めた各地に就職する可能性を高めたい
■ 研修プログラムを通し、燕に対する豊かな知識をもった人材の増加に貢献したい
■ 研修プログラム受入れを実現することで、燕企業が多くの知見を得るのを支援したい
■ 自社で学んだ学生が未来のクライアントになる可能性をもたらし新たな活性化につなげたい
■ 起業したいと考える人に対して起業に必要なノウハウを提供したい
■ 金属加工の産地における企業のポイントやミッションの考え方を伝達したい
■ 技術者が起業するにあたってのポイントや考え方を提供したい
■ 起業にあたっての補助、助成金や融資などについても助言したい
  

企業の内部人員育成

○ 自社を的確に説明できる人材が育つ
○ 指導するチカラが身につく
○ 若い世代の発想に影響を受ける

燕を知るヒトが増える ~応援(燕)人口の増加~

○ 燕の製品や技術を海外に売り込む
○ バイヤーとして燕の製品を求めに来る
○ 購買担当者として燕の技術を求めに来る
○ エンジニアとして燕に開発パートナーを求めに来る
○ 燕に役立つ最新の機械設備を紹介しに来る
○ 燕産地に役立つ政策を作る行政マンとなる
○ 燕をテーマにした研究者になる
○ 燕が好きなユーザーとなる
○ 燕出身の友達に「燕の今」を伝えてくれる
○ 燕を知らない友人知人に「燕」を教えてくれる

産学共同研究開発の促進

これまで、中小企業で産学共同研究開発が進まなかった大きな理由は、大学側が持つ技術シーズ(種)が地域企業に伝わっていなかったことがあげられます。
企業体験や交流の中から、企業ニーズと大学の持つシーズ(種)をマッチングさせることで、産学共同研究開発を促進させることができます。
つばめ産学協創スクエアが動き出し、注目されると、各方面からの連携が生まれてくる可能性があります。
その可能性のひとつが近年提言されている「オープンイノベーション(※)」であり、各方面の企業や個人がアイデアと「熱量」を持ち寄って新しい価値を創造していくことも期待できます。

(※)「オープンイノベーション」
企業が研究開発を行う際に、他社が開発した技術を特許のライセンシング(実施許諾)や企業そのものの買収などによって導入することや、他社に自社の知的財産権を使わせて、新しい製品等を開発させること。すべての技術を自社で一から開発するより、 リスクを軽減することができ、 開発期間も短縮できる。 技術の独自性が損なわれる危険性がある一方、相互に触発されて革新的な技術を生み出す可能性もある。

起業家育成、創業支援

新潟県の産業連関調査によると、県内の収支(県外へ出した金額 - 県外から買った金額)において、この「対事業所サービス(※)」というジャンルでは、約4,200億円の赤字であり(平成23年度)、この「対事業所サービス」部門を燕に生み出していくことが必要です。
市内企業の聞き取りアンケートにおいても、「これまで無かった」業種や機能が燕産地に求められていることから、産学官金によるインターンシップ学生等との交流を促進することで、新たな機能を担う創業を支援するとともに、若い発想を燕に定着させるため、「若者を使う」のではなく、「若者に(燕を)使ってもらう」発想が必要です。

(※)「対事業所サービス」
物品賃貸業のほか、情報処理、インターネット、広告、デザイン、機械設計、機械修理といった業種

2. 提供する具体的プログラム ~インターンシップ事業の構想~

燕市は、全国有数の金属加工の産地であることは広く知られていますが、どのような企業や個人が、どのように生活し、どのように活躍しているかを伝えていくこともインターンシッププログラムにおいては、重要な情報です。
  プログラム 内容 備考
1 オリエンテーション 燕産地を俯瞰的に学び、知る機会を提供します。
燕市内にはどのような企業が存在し、どのように企業と企業が関わり合いながら産地を形成しているか。また、どのような歴史的な背景を辿って産地が形成されたのかなど、「産地」についての理解を深めてもらうためには必要不可欠な情報です。
産業観光と連携し、見て学ぶだけでなく、実際に作業現場に立ち入り、時には作業工程を体験することによって燕産地への興味・関心を膨らませられる効果も期待できます。
これらは応用することによって市内企業を訪れるバイヤー等のアテンドや、燕市内の企業における既存社員への教育の機会として活用することも可能となります。
燕市産業史料館で学ぶプログラム/1day工場見学/各種産業イベントとの連携した体験 など
2 個別企業での受け入れ 燕市内の個別の企業に数日間滞在するプログラムです。
就業体験を通し『ものづくり』について学ぶことができます。
企業にとっては、時間をかけて自社の技術や理念などを伝えることができ、自社への理解を深めてもらえる絶好の機会になります。
参加者にとっては燕産地と企業で働くイメージをより具体的に持つことにつながり、燕に就職を考えるきっかけになるかも知れません。
そのため、学生にはリアルな体験を提供し、企業側には負担を最小限に減らしながら定期的に大学生が来るという流れを作ることで、企業内の意識変革にもつながります。
 
3 金属洋食器サプライチェーン 金属洋食器の95%のシェアを持つ燕産地の特徴の一つは小規模分業型で、ひとつのスプーンが出来上がるまでに、いくつもの工場で様々な加工や表面処理が施されているところにあります。
また、製品を流通させる燕の産地商社は、国内及び国外のトレンドとニーズをつかみ、メーカーと一体となって新製品を開発しています。
このプログラムでは、素材の知識・加工技術・デザイン制作や世界中の市場への流通を一貫した流れで体験することができます。
材料販売商社/製品メーカー/加工工場/産地商社/メッセピア(小売業)/カタログ・パッケージデザイン/検査機関等をグループ化して一貫した流れとして体験
4 金属ハウスウェアサプライチェーン 金属洋食器のサプライチェーンと同様に、幅広い製品群の製造から販売までの一貫した流れを体験することができます。
製品のジャンルは多岐にわたり、ステンレス器物(鍋やボール)、鉄鍋、包丁、キッチンツールといた調理器具からアウトドア用品、インテリア雑貨、介護用品とバラエティに富んでいるため、興味を持つメーカーの経験も可能です。
材料販売商社/製品メーカー/加工工場/産地商社/メッセピア(小売業)/カタログ・パッケージデザイン/検査機関等をグループ化して一貫した流れとして体験
5 先端加工グループ MADE IN JAPAN の機械器具を支える様々な部品において、世界のトップクラスの先端技術で作り上げている企業も燕には多く、一般に公開できないような先端加工技術を体験することができるプログラムです。 複数の企業をグループ化(難切削材の加工/精密板金の加工/金型の鏡面研磨、レーザー溶接など)
6 課題解決型インターンシップ 小規模企業に最も効果的なインターンシップです。企業が日常業務で取り組みづらい課題をインターンシップ生が学生目線で解決に導くことができます。 生産技術系/マーケティング、デザイン系/顧客コミュニケーション、マネジメント系など、企業が抱えた課題解決のための体験
7 農業インターンシップ 農業においては、実際に就労して生活のイメージを具体的にする「農業体験としてのインターンシップ」、農産物において新たな機会を創出する「農業に取り組むインターンシップ」です。
農産物は今後いっそう商品の付加価値を生み出すことが必要となる傾向に進むものと考えられ、生産者にとっても、インターンシップ生を受け入れることで新しいアイデアの発掘や、新しい発想が課題解決につながります。
生産/加工/販売など農作物を原材料にした、加工食品などを含んだ体験
8 建設業でのインターンシップ 建築系を専攻する学生の参加を想定しています。  
9 地域、商店街でのインターンシップ 課題解決型インターンシップの事例で多いのが「お菓子屋さん」や「商店街の活性化」ですが、燕市においても同様の課題があり、若い発想による課題解決が期待されます。
また、地域活性化として、燕三条エフエムへの参加も考えられます。
 
10 行政インターンシップ 行政として今、何を求められ、どのように対応しているかを現場のヒアリングや担当職員との共同作業を通して総合的に学ぶことができます。 燕市役所
11 スクエア 拠点施設を有する強みを活かし、学生だけではなく市内企業にとっても、魅力的な内容を提供します。
(1)学生が燕の「企業」をより理解するためのプログラム
燕には、洋食器加工から先進のロケット、ロボットまで幅広い産業を下支えしている企業が多数存在しています。これを学生に理解してもらい、新しい人材蓄積のスタートにします。
(2)燕の可能性と企業の魅力を知るためのプログラム
可能性に満ちた企業と出会う場を提供することにより、燕の産業界と学生や就職を考える人たちにも就職活動が可能な場となるプラットフォームを作ります。
(3)一部上場企業から見た燕を知るためのプログラム
大都市圏に本社機能を有する企業の最前線で活躍しているビジネスマンを燕に招き、彼らの目から見た燕の魅力を発見するセミナーを実施します。
(4)社会の新しい技術を経営者が知るためのプログラム
AI、IoTなど様々な” ことば ”が生まれて次々に社会に溶け込んでいく現在において、社会全体の傾向を広い視点で把握し、新しい行動指針を手に入れるためのシステムを作ります。
(5)分野に応じた未来を予測するためのプログラム
ものづくりの各分野における国内外の動向と市場予測を探るとともに、関係している企業が未来をどのように考え、どのような投資を考えているかをWebやIRを基に紐解くことで、社会全体の目指す未来像を浮き彫りにしていきます。
 

3. インターンシップ生の募集

インターンシップの募集と受入については、WEBサイトなどを活用した方法が中心になりますが、大学のキャリアセンター、学生個人(家族を含む)、受入企業側から募集を行っています。詳しくは下記までお問い合わせください。
『お問い合わせ先(つばめ産学協創スクエア事業 受託者)』
一般社団法人つばめいと
〒959-1286 新潟県燕市小関670番地((株)新越ワークス内)
TEL:0256-64-8848 / FAX:0256-64-3731
※受付時間は午前10時00分~午後5時00分(土日・祝日を除く)
URL:http://tsubame-square.com

4. 拠点整備 ~結果を求める事業として~

■ソフト面の整備
(1)コーディネーター設置
インターンシップ推進事業において最も重要なポイントはコーディネート機能であり、参加する学生にとっても受入れる企業にとっても、コーディネート機能がその成否を決めるといっても過言ではありません。そのため、専任のコーディネーターが常駐し、学生(大学)と企業双方の良好なコミュニケーションを図ります。
 
(2)受入企業の開拓と支援
大都市圏に限らず地方にも優良中小企業を始め、受け入れられる企業は多数存在しているはずです。インターンシップがこうした企業にまで行き届かない理由は、学生がこうした企業を知らない点と時間的、人員的に余裕のない中小企業がインターンシップに消極的な点にあります。そのため、拠点施設を利用した定期的なセミナーの開催や学生と企業担当者が気軽に交流できる場を設けるなど、学生と企業双方の意識改革を図るための情報提供や支援を行います。
また、市外からやって来る人材や学生は地域の人たちの輪に飛び込むことになります。そのため、地域を体験してもらうためにも商店街などとのコミュニティを作ります。
 
(3)広報 (営業戦略)
「つばめ産学協創スクエア」の広報活動の目的は、より多くの学生(大学)等に興味を持ってもらい、燕を体験してもらう事であり、「燕を売り込む」営業活動でもあります。そのためにも、メディア、WEBサイト、SNS、大学のキャリアセンターへのアプローチなど、効果的な広報活動を実施します。
 
■施設整備
(1)拠点施設コンセプト 
平成30年1月頃にオープン予定


学生が研修プログラム利用のために滞在できる施設として、簡易宿泊機能を有した施設を『燕の産業界』が整備するものです。
この施設は、人が集いコトがはじまるような そんな場所を目指しています。
 
(2)建設地の選定
  「つばめ産学協創スクエア」施設の建設地については、燕地区の宮町・旧高橋書店跡地です。
この場所は、燕市の市有地で商店街の中に位置し、東京からの新幹線、高速バス利用者がタクシー利用しても比較的安価で移動できる場所です。
 
(3)建設費用と設計
 拠点施設の建設資金は、地元企業からの寄附でまかないます。本事業の主役は地元企業であり、その主役が建設資金を拠出ということは、地元企業がどれだけ期待し、インターンシップ生を待っているかを感じ取ってもらえるはずです。

5. 燕のインターンシップが目指す方向 ~アピールすべきポイント~

(1)本市におけるインターンシップ受入推進の必要性
燕市ではインターンシップを受け入れることは、次のとおり、各々が抱える悩みの解消に寄与するものであり、今後この動きは全国各地で活発化することが予想されることから、他に先駆けて取り組みを推進していくことの意義は大きいと考えています。
区 分 現 状 課 題
燕市内の事業者(企業) 高付加価値化を目指す上で、技術、企画、開発、経理、デザイン、営業職など理系/文系を問わず、様々な部門における人材の確保に悩んでいます。
大学などの教育機関と学生 教育・研究における企業との接点や、就労体験先・就職先として企業情報が欲しいと思っていますが、どうしたら接点や情報を得られるのか悩んでいます。
燕市役所などの行政機関 産業振興等によるUIターンの促進を核として人口減少に歯止めをかけ、地域の活性化を図りながら住みよいまちづくりを実施していくためには、どのような対策が必要なのか悩んでいます。

(2)目指す方向性(インターンシップ受入推進のモデル地域を目指す)
(1) ものづくりや地場産業に関心のある学生との接点増加と地域一体の推進体制
学生等のニーズを把握して効果的にインターンシップを実施するため、大学側のカリキュラム上の要請へ的確に対応することはもちろんですが、若者流入促進に向けた市の施策や民間の企画事業との効果的な連携も必要不可欠であり、産学官金が連携して事業を進めます。
 
(2) インターンシップ生の受入企業の拡大と魅力あるプログラムづくり
国の「まち・ひと・しごと創生基本方針2016」(平成28年6月閣議決定)における「地方創生推進インターンシップ事業」を推進する方針のもと、短期間の見学・体験型のインターンシップではなく、数か月にわたり企業と共同で課題を解決していくタイプのインターンシップを大学のカリキュラムの一環として実施することも想定されています。
このため、部分分業で成り立っている燕市内の課題を抱えた中小企業群にとっては、グループ化して受け入れることにより、大学側のニーズに応えるだけでなく、学生の企画発想力や大学の科学的見識等を商品の高付加価値化へ結び付け、あるいは燕市の産業の理解者の増加に寄与するなど受入側にとっても効果が期待できるプログラムを策定しています。
 
(3) 学生がインターンシップ等に参加しやすい環境の整備
今後のインターンシップは、長期滞在型が拡大する方向性にあることが予想されますが、学生にとって宿泊費等の負担が課題となります。長期滞在のための宿泊・交流施設が用意されれば、学生が集まりやすくなり、他市との競合において大きなアドバンテージになるはずです。
そのため、産業界主導で、燕市内企業から集めた寄附金を財源として拠点施設を整備し、宿泊場所や学生同士の交流、受入企業グループによる合同講習などの場として整備する予定です。
このページに関するお問い合わせ

産業振興部 商工振興課 新産業推進係

電話番号:0256-77-8232

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