つばめ食育だより令和4年10月19日号

更新日:2022年10月19日

しっかり噛んで健康な身体に

お口の機能が衰えると、全身の健康に影響を及ぼします。よく噛むことを意識し、お口と身体の健康を保ちましょう。

食育だより

噛む回数が少ないとどうなる?

だ液の減少によりむし歯、歯周病になりやすくなり、最終的に歯が抜ける。
★噛む回数が少ないと唾液が分泌されにくくなります。
定期健診でむし歯と歯周病の予防を!

むし歯や歯周病、そして歯が抜けると食べ物がよく噛めなくなったり、噛みにくくなったりします。そうするとやわらかいものを食べることが多くなり、段々と噛む機能が低下してしまいます。

噛む機能だけでなく食べる、飲み込むなどの口腔機能も低下してくる。

低栄養・筋力減少などの心身機能の低下

お口の機能が衰えることでフレイルになる可能性が高くなります。
フレイルとは介護を必要とする一歩手前の状態のことです。


≪若い世代も噛む回数が減っています≫

乳幼児の噛む回数が減る理由
テレビがついていたりおもちゃが近くにあって噛むことに集中できないため。
噛まないことが続くと→あごの筋力不足でますます噛めなくなります。

働き世代の噛む回数が減る理由
麺類などやわらかい食べ物ばかり食べてしまっているため。
噛まないことが続くと→食べ過ぎることにより生活習慣病につながります。

「よく噛む」ことのメリット

だ液の分泌量UP!
だ液中の消化酵素の働きで食べ物の消化を助けます。また、抗菌効果が上昇し口腔内トラブルを予防します。
★噛めば噛むほど、だ液は分泌されるよ。

あごの骨が丈夫になる
あごが発達すると歯並び、言葉の発音が良くなります。表情筋も鍛えられ、表情豊かに!
★あごを動かすたびに脳が刺激され、集中力・記憶力が向上するよ。

肥満を防止する
ゆっくり、たくさん噛むと満腹感が得られ、食べ過ぎを防止します。
★よく噛むと食べ物の味を感じやすくなるよ。


「よく噛む」習慣を身につけるヒント

  • 食材を大きめに切る
    →カレーなどの食材は一口大より少し大きめに切る。その他みじん切り、千切りより乱切りにしてみる。
  • 肉の種類を選ぶ
    →薄切り肉、ひき肉よりもかたまり肉を意識的に選んでみる。

食事前に、だ液腺マッサージをしよう!

  1. 耳下腺(じかせん)
    親指以外の4本の指を上奥歯のあたりに置き、後方から前方に回す。
  2. 顎下腺(がっかせん)
    耳の下から顎の先までを5か所くらいに分け、順番に親指以外の4本の指先で押す。
  3. 舌下腺(ぜっかせん)
    両手の親指をそろえて、顎の下から上に向かってゆっくりと突き上げる。

★1~3を3回ほど繰り返しましょう。
★毎食前に行うとだ液の量が増えて、むせ防止の効果があります。


市ではお口と体の健康教室を開催しています。リハビリの先生から、だ液腺マッサージを教えていただいています。
詳しくは長寿福祉課まで!(長寿福祉課連絡先:0256‐77‐8157)

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課 保健センター

〒959-0242
新潟県燕市吉田大保町25番15号

電話番号:0256-93-5461

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