新生児聴覚検査について

更新日:2024年03月19日

新生児聴覚検査を受けましょう

タンバリンをたたく赤ちゃんのイラスト

生まれてくる赤ちゃんの健やかな成長はみんなの願いです。
しかし、生まれてくる赤ちゃんの1000人のうち1~2人は、生まれつき耳のきこえに障害を持つと言われています。その場合には、早く発見して適切な援助をしてあげることが赤ちゃんの言葉と心の成長のためにはとても大切です。
きこえの障害は目に見えないため気づかれにくいものですが、早期に発見するためにも、この「新生児聴覚検査」を受けられることをおすすめします。

新生児聴覚検査はどんな検査?

赤ちゃんがぐっすり眠っている時に小さな音を聞かせ、その際の反応波形を測定することで、耳のきこえが正常かどうかを自動的に判定する検査です。出産した医療機関で、赤ちゃんの入院中に行います。数分間で安全に行える検査で、痛みは全くありませんし、副作用もありません。また、薬も使いません。

検査結果は、「パス」「要再検査(リファー)」のいずれかで、入院中にお知らせします。

すべての赤ちゃんが検査を受けた方がよい?

ぬいぐるみと共に眠る赤ちゃんのイラスト

耳のきこえに障害があるかどうかは、外見ではわかりにくく、赤ちゃんの様子だけから判断することは困難です。そのため、早期に障害を発見するために、検査を受けることをお勧めします。

検査の結果が「パス」だったときは?

検査に「パス」した赤ちゃんの場合にも、成長の過程で中耳炎やおたふくかぜなど後になって耳のきこえが悪くなる場合もあります。子どもの成長や発達は一人ひとり違います。
耳のきこえだけでなく、お子さんの発達全体を含めて見ていくことが、健やかな成長を見守る上でとても大切なことです。
心配な時は、燕市保健センターにご相談ください。

検査の結果が「要再検査」だったときは?

専門の耳鼻咽喉科(精密検査実施医療機関)でさらに詳しい聴力検査を受けていただくことが必要です。
精密検査の結果、耳のきこえに障害があることがわかった場合、早くから適切な援助を受けることにより、お子さんの言葉やコミュニケーションの十分な発達を促すことができます。
また、「要再検査」であった場合でも、必ず耳の聞こえが悪いとは限りません。生まれたばかりの赤ちゃんは、耳の中に液体が残っていたり、脳の発達がまだ十分でなかったりするため、新生児期の聴覚検査にパスしないことがあります。また検査の時に泣いたり、動きすぎたりしてうまく判定できない場合もあります。

赤ちゃんを抱きあげる母親のイラスト

新生児聴覚検査についての相談窓口はこちら
燕市保健センター 電話0256-92-6815

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この記事に関するお問い合わせ先

こども政策部 子育て応援課 母子保健チーム

〒959-0242
新潟県燕市吉田大保町25番15号(燕市保健センター)

電話番号:0256-92-6815

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