先輩職員からのメッセージ(一般行政)

更新日:2023年03月27日

「現在の仕事」「魅力、やりがい」「受験者へメッセージ」など、普段聞くことのできない先輩職員の本音をインタビューしました。採用案内(採用パンフレット)では紙面の関係で掲載しきれなかった内容も載せてあります。

  1. 【一般行政】長寿福祉課介護保険係 外山真悠
  2. 【一般行政】地域振興課交流推進係 坂内未央
  3. 【一般行政】総務課総務係 林優風 
  4. 【一般行政(民間企業等経験者)】都市計画課空き家対策推進係 船越信行

【一般行政】長寿福祉課介護保険係 外山真悠(平成25年度入庁)

制度の内容を丁寧に説明する女性職員の姿

現在の仕事

私の係では、市民の方が介護サービスを受けるために必要な「介護認定」の申請受付や、認定審査会の運営等を行っています。申請を受けると、専門の調査員による調査資料と、医師から提出される意見書をもとに審査会が開かれ、要介護度の認定が行われます。私たちの業務は、必要としている人へ適切な介護サービスを繋いでいくための、最初の窓口となっています。また、介護認定を受けた方の福祉用具購入費用や手すり等の住宅改修費用の助成、施設入所した際の負担軽減制度の案内等、様々な給付の手続きも行っています。

魅力、やりがい1

現所属は3か所目になります。「市役所の異動は転職並み」とも言われるように、全く違う分野に配属されると一から学ぶ必要があります。しかし、見方を変えれば様々な経験ができて、幅広い知識を得られるタイミングでもあります。

現に、保険年金課→商工振興課→長寿福祉課と3つの分野の異なる部署を経験したからこそ広い視点で物事を考えられるようになったと感じています。特に商工振興課では、「前例がないからできない」ではなく「どうやったらできるのか、解決できる策はないか」を考える上司や先輩方の姿を見て、柔軟に課題と向き合う姿勢が身に付きました。

公務員に異動はつきもの。入庁して9年目ですが、まだまだ多くの部署を経験したいと思っています。

魅力、やりがい2

私は育児休業を取得し、休業終了後は「部分休業」という時短勤務を行いました。窓口対応が多い部署なので、心苦しいときもありましたが、職場の同僚や副任の方が業務をフォローしてくれたので期間中は安心して子育てすることがきました。

子どもの入園式や園の発表会など行事に参加するとき、年次有給休暇を申請しにくいといったことはありません。同僚や先輩も行事などで休むことはあるので、お互いに調整しながら休暇を取得しています。

受験者へメッセージ

市役所業務は一見すると地味ですし、一人一人の個人と向き合い、深く関わる業務は残念ながら限られていると思います。ですが、すべての市民の方が安心して日常生活を送るためになくてはならない基盤となる仕事です。縁の下の力持ちとして、燕市で生活し、働くすべての人の毎日を一緒に支えていきましょう。

【一般行政】地域振興課交流推進係 坂内未央(令和3年度入庁)

イベントチラシを持つ笑顔の女性職員

現在の仕事

つばめ若者会議の事務局を担当しています。つばめ若者会議とは、高校生や大学生などの29歳以下の若者が「まち」に関わりながら「まち」の魅力を発見する活動をしている団体で、私はそのサポートをしています。

具体的には、毎月2~3回ミーティングをしており、そこで出てくるメンバーのアイデアと「まち」の人を繋いで一緒にイベントを企画します。企画する内容は、高校生とスポーツイベントを開催したり、大学生とまちあるきをしたりと様々です。

この他にも、私の係ではいろんなイベントを担当しているので、県外にいる燕市出身者と交流会や、婚活イベントや東京ヤクルトスワローズの選手による田植えイベントなどにも関わっています。

魅力、やりがい

最初は緊張して固い雰囲気だった高校生が、活動をとおして初めてのことにチャレンジして楽しんでいる姿や、「まち」の人と仲良く話している姿を見られるのが嬉しいです。

さらに、自分自身も地域の人とコミュニケーションを取ることが増え、今まで知らなかった燕市の魅力を発見することができます。

どんな仕事も大変なことはあると思いますが、考え方次第で楽しめることも多いと思っています。

職場の雰囲気

今担当している業務が一人のアイデアだけでは進められないものなので、係員とは普段から気軽にコミュニケーションを取り合っています。それぞれの業務について相談する中で、新たなアイデアが生まれることもあります。時には、他の課の担当者と連携してイベントを企画することもあるので、庁内での繋がりが自然と広がっていくのも楽しいです。

受験者へメッセージ

市役所には多くの業務がありますが、私の担当している業務は市役所っぽくない業務です。

まずは燕市や市役所で働く職員を知るきっかけとして、「燕ジョイ活動部」に入ってみませんか?同世代の仲間と出会うこともできますよ。 「つばめ若者会議」ウェブサイトからお申し込みください。

私たちと一緒に、燕市で好きなことをしながら「まち」の魅力を発見しましょう。

【一般行政】総務課総務係 林優風(平成30年度入庁)

法制執務詳解を手に明るい方を向く女性職員

現在の仕事

主に自治会活動をサポートする業務と、条例や規則を制定・改正する時の例規審査の業務を担当しています。他にAEDの管理や毎年2月に開催する市表彰式の運営などがあります。

例規審査というのは、各部署が作成した条例案や規則案が立案のルールに適合しているか審査することで、体裁や用語の使い方をチェックします。今まで実務として例規は見てきましたが、その中身の一言一句まで気にしたことなどなく、配属された当初は「審査」といっても何をどう見ればいいのか分からず苦労しました。しかし、県主催の専門研修に参加してからは、徐々に知識が身に付き、見方やポイントが分かるようになりました。採用初年度に配属された税務課でも初任者向けの専門研修の機会がありました。配属される前は専門的な業務がこなせるか心配かもしれませんが、研修がしっかり組まれているため、全体を俯瞰しながら体系的に学ぶことができます。

魅力、やりがい1

例規審査の業務では、各部署が新しい事業を実施するために条例案・規則案を作成してきます。ただ、その段階ではまだ事業(やりたいこと)を「文字に起こした」だけで、粗削りな部分が残っています。その事業が何を目的にしていて、どのようなことをやりたいのか、事業の意図をしっかり汲み取り、条文に反映できるように日々心掛けています。法的な根拠を作るのは簡単ではありませんが、市民サービスにも繋がる大切な部分ですので、頑張っています(年度末は審査の数が多くて大変ですが…)!

表彰式式典での様子

表彰式での司会の様子。一番左に写っています。

魅力、やりがい2

自治会活動のサポートでやりがいを感じるのは、仕事を通じて地域に詳しくなれたときです。自治会からの相談ごとは、地域特有の問題であり、そこに暮らす市民の方々の悩みでもあります。そのような問題が発生したとき、地域をまとめる自治会長さんは頼もしく、その人柄や人間性から勉強させてもらうことも多々あります。こうした貴重な経験を積み重ねて、市職員として一回り二回りと成長していきたいと思います。

Uターンのきっかけ

元々、大学は関東地方で過ごし、地元に戻ろうとは思っていませんでした。

卒業後、職に就いたものの、大学で学んだ教育への思いが忘れられず、転職を検討しました。その際に、教育現場そのものではなく、地域社会や学校の体制など子どもを取り巻く環境全体に興味があり、フィールドとしてより広い行政の立場で教育に携わりたいと考えました。地域に関わるなら地元を良くしたい!そんな想いで燕市役所を受験したのがUターンのきっかけです。

【一般行政(社会人等経験者)】都市計画課空き家対策推進係 船越信行(平成30年度入庁)

タブレットパソコンを使って空き家対策セミナーを説明する男性職員

現在の仕事

空き家を資源と捉え、所有者からバンク登録してもらい、移住定住・利活用に結びつける「空き家バンク事業」を運用しています。空き家の状態が長く続くと、老朽化による倒壊の危険や防犯面などで地域への影響も大きいのですが、簡単に解決できないところに難しさがあります。家は財産なので、最終的にどうするかは所有者自身が決めなければなりません。所有者の方が納得して先に進めるように対話と提案を重ね、気持ちに寄り添った対応を常に心掛けています。

魅力、やりがい

この仕事は奥が深いと常々感じます。空き家といっても問題は多岐に渡り、相続や管理、資産運用、解体、売買…、最近は所有者の認知症や施設入居など多くの要因が根底にあります。所有者の考え方や置かれている状況を整理し、一つひとつ丁寧に汲み取り、一緒に解決方法を考えることが重要です。時間はかかりますが、その問題が解決したときは自分のことのように嬉しいです。

また、正解は一つではなく、解決方法が確立しているわけでもありません。自治会、移住定住、固定資産税、介護施設入居などに関わる問題であり、関連する部署と連携しながら解決の糸口を見つけていくためにも、日々新しいことに挑戦しています。

燕市のまちなかを歩く男性職員

比較的まちに出ることが多いです。

Uターンのきっかけ

元々新潟市出身で、約8年間建材メーカーの営業として東北地方を中心に働いていました。結婚というライフスタイルの転機をきっかけに新潟へのUターンを真剣に検討しました。生まれ育った新潟を良くしたいと思っていた矢先、燕市が挑戦を続ける市だと知り、活躍できるフィールドがあると考え燕市を志望しました。

妻にとっては初めての土地で不安もあったと思いますが、充実した生活を送っています。今年、第2子が産まれるので、私も育児休業を取得して妻をしっかり支えていきたいと思います。

受験者へメッセージ

空き家対策の業務は世の中の動きに合わせて移り変わりが早く、柔軟な対応力やスピード感が求められます。民間企業等での経験がある方は、異分野で得たスキルやノウハウを活かし、広い視野を持って業務に取り組めると思います。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 総務課 人事係

〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地

電話番号:0256-77-8318

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