食べる楽しさいっぱい!9~11か月頃の離乳食

更新日:2021年03月25日

ベビーフードの利用について

ベビーフードのイラスト「離乳食作りが大変」「何を作ったらいいかわからない」といった相談を受けることがよくあります。

忙しい時や疲れている時、離乳食作りに行き詰ったときには、ベビーフードを上手に活用してみましょう。

ベビーフードを使うメリット

1.食品の選択肢が広がる

9か月以降は肉や魚など、様々な食品にチャレンジしていく時期です。ベビーフードを使うことで、家庭で調理しにくい「牛肉」や「レバー」などを食べやすい形態で与えることができます。

2.災害時の備えになる

普段から定期的にベビーフードを買う・使うことで、もしもの時の備えになります。

3.お子さんと過ごす時間が増える

離乳食作りは意外と時間がかかります。手作りにこだわりすぎてお子さんと過ごす時間が減ってしまったり、疲れてイライラしてしまうことは避けたいものです。ベビーフードをうまく使って、お子さんとゆったり過ごす時間や保護者の方が休める時間を作りましょう。

ベビーフードを知る

1.味付け・食品添加物について

日本ベビーフード協議会では月齢に合わせて塩分量を制限しています。また、食品添加物の使用も最小限にとどめているため、安心して利用できます。離乳食の味付けの参考にしましょう。

2.量について

栄養表ベビーフードのパッケージには、このように栄養量がわかりやすく記載されています。たとえば、このベビーフードのおかずはたんぱく質が少なめです。「豆腐を加えてみよう」「おかゆにしらすを混ぜてみよう」と、保護者が足りない栄養をプラスして利用していくことが大切です。また、ベビーフードだけだと同じような食感になりがちです。食事に果物をプラスしたり、様々な食材にチャレンジして食感の経験を積んでいきましょう。

鉄のとり方

生後4か月頃まではママのお腹の中でもらってきた鉄分を代謝しながら赤ちゃんは大きくなります。生後5か月頃からは離乳食でしっかりと鉄分をとることが重要です。

生後6~11か月頃の鉄摂取基準(推奨量)

生後6~11か月頃の鉄摂取基準(推奨量)

この時期に推奨される鉄の1日量は男の子5.0ミリグラム、女の子4.5ミリグラムです。ミルクを1日に500ミリリットルくらい飲むお子さんであれば鉄不足の心配はほとんどありませんが、母乳のみのお子さんはどうしても鉄が不足しがちです。毎食たんぱく質を多く含む食品や緑色の野菜を食べさせ、積極的に鉄をとりましょう。

1回あたりの目安量と鉄含有量(9~11か月頃)

1回あたりの目安量と鉄含有量(9~11か月頃)

フォローアップミルクは飲ませたほうがいいの?

フォローアップミルクは生後9か月以降の乳幼児に飲ませることができるミルクです。この時期に不足しがちなカルシウム、鉄が強化されています。離乳食にプラスすることで栄養素の不足を防ぐことができます。また、牛乳には鉄がほとんど含まれていないため、1歳になったからといってすぐにミルクを牛乳にする必要はありません。

ただし、フォローアップミルクには亜鉛がほとんど含まれていません。早期産や低出生児のお子さん、離乳食の食べ方が少ないお子さんには通常の育児用ミルクをおすすめします。

この記事に関するお問い合わせ先

こども政策部 子育て応援課 母子保健チーム

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