2017年度決算審査意見書

更新日:2021年03月01日

燕市一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況審査意見書

第1.審査の対象

  1. 2017年度燕市一般会計歳入歳出決算
  2. 2017年度燕市国民健康保険特別会計歳入歳出決算
  3. 2017年度燕市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
  4. 2017年度燕市介護保険事業特別会計歳入歳出決算
  5. 2017年度燕市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算
  6. 2017年度燕市土地取得特別会計歳入歳出決算
  7. 各基金の運用状況

第2.審査の期間

2018年7月2日から2018年8月8日
(7月25日及び26日にヒアリングを実施)

第3.審査の方法

 2017年度燕市一般会計・特別会計歳入歳出決算書及び決算附属書類、実質収支に関する調書、財産に関する調書、並びに定額運用基金運用状況報告書については、法令に基づいて調整されているか、計数は正確かなど関係諸帳簿を照査するとともに、予算執行・基金運用の適否や妥当性について審査検討し、必要に応じ関係職員から説明を聴取して審査を行った。

第4.審査の結果

審査に付された一般会計・特別会計歳入歳出決算書及び決算附属書類等は、いずれも法令に基づいて調整され、その計数は正確であり、各会計の歳入歳出予算の執行についても適正であると認めた。
また、基金の運用状況についてはそれぞれその目的に従って処理されており、その収支は適正なものと認めた。

燕市水道事業会計決算審査意見書

第1.審査の対象

2017年度燕市水道事業会計決算

第2.審査の期間

2018年6月1日から2018年7月9日
(6月25日ヒアリングを実施)

第3.審査の方法

審査に付された決算報告書、財務諸表及び決算附属書類の記載事項が法令に準拠して作成されているか、その計数の正確性、経営内容の妥当性を審査するとともに、予算執行の適否及び決算経理について関係職員から事情を聴取する等の方法により実施した。

第4.審査の結果

審査に付された決算諸表は、地方公営企業法及び関係法令の規定に基づいて作成され、その計数は正確で会計諸帳簿と符合し、事業の経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められた。

むすび

2017年度の燕市水道事業は、安全・安心・おいしい水の安定供給を継続するための事業として、老朽管更新工事を含む配水管整備事業等を行うとともに、老朽化した浄水場施設更新のための浄水場施設再構築事業に着手している。特に共通課題のある弥彦村と共同で浄水場更新整備を行うこととした「燕市・弥彦村水道事業広域化基本計画」を策定し、建設コストの削減を目指した施設整備を進めているところである。今後、当該計画に基づいた浄水場施設の整備等を進めるにあたっては、施設の最適化、効率化をもとめ、強靭で省エネ、省コストに配慮した施設の再構築が図られることを望むものである。
経営状況については、浄水場施設の修繕費などが増加した。一方、浄水場施設再構築事業費の財源確保、および合併以降統一されていなかった燕、吉田、分水の三地区の水道料金の統一化を図る目的で2016年10月分から料金改定を行っており、新料金表による水道料金算定の完全実施となる2019年4月まで段階的に調整を行っている期間であり、料金改定による給水収益が増加したことで純利益は448,833千円となった。このため、前年度に引き続き経営状況はおおむね良好であった。給水人口が減少していく中、健全な事業経営のもと、安心で良質かつ安定的な水道水の供給を続けるため、今後とも「燕市水道事業経営計画」に沿って着実に実行されることに努められたい。
未収金への対応については、業者委託することにより効率化、組織のスリム化が図られているが、欠損処分を行うに当たっては、職員による調査等を十分に行うことに努められたい。

燕市の健全化判断比率及び資金不足比率審査意見書

2017年度決算に基づく健全化判断比率審査意見書

第1.審査の概要

この財政健全化審査は、市長から提出された健全化判断比率及びその算出の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかを主眼として実施した。

第2.審査の期間

2018年7月30日から2018年8月8日

第3.審査の方法

 この審査に付された、4つの健全化判断比率及びその算出の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかについて、その計数の正確性、内容の妥当性を確認するとともに、関係職員から事情を聴取する等の方法により審査を実施した。

第4.審査の結果

(1) 総合意見

(単位:%)

 審査に付された次表の健全化判断比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められる。

健全化比率・基準の表組

(注意)実質赤字額又は連結実質赤字額がない場合は、「―」で表示される。

(2) 個別意見
  1. 実質赤字比率について
    実質赤字比率は、実質赤字額が生じておらず、良好な状態にある。
  2. 連結実質赤字比率について
    連結実質赤字比率は、連結実質赤字額が生じておらず、良好な状態にある。
  3. 実質公債費比率について
    実質公債費比率は12.2%で、平成28年度と比べ0.2ポイント上昇したが、早期健全化基準の25.0%と比較するとこれを下回っており、良好な状態にある。
  4. 将来負担比率について
    将来負担比率は142.7%で、平成28年度と比べ4.9ポイント上昇したが、早期健全化基準の350.0%と比較するとこれを下回っており、良好な状態にある。
(3) 是正改善を要する事項

特に指摘すべき事項はない。

2017年度決算に基づく資金不足比率審査意見書

第1.審査の対象

  1. 燕市水道事業
  2. 燕市公共下水道事業

第2.審査の概要

この経営健全化審査は、市長から提出された資金不足比率及びその算出の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかを主眼として実施した。

第3.審査の期間

2018年7月30日から2018年8月8日

第4.審査の方法

 この審査に付された、資金不足比率及びその算出の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかについて、その計数の正確性、経営内容の妥当性を確認するとともに、関係職員から事情を聴取する等の方法により審査を実施した。

第5.審査の結果

(1) 総合意見

審査に付された次表の資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められる。

(単位:%)

(注意)資金不足額がない場合は、「―」で表示される。

資金不足比率・経営健全化基準の表組
(2) 個別意見

資金不足比率については、各公営企業会計とも資金不足額は生じておらず、良好な状態にある。

(3) 是正改善を要する事項

 特に指摘すべき事項はない。

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