燕の多様な加工技術
江戸時代、農民の副業として始まった和釘づくりをルーツとする燕のモノづくり。400年にわたり、時代の変遷と荒波にもまれながら、数々の困難に遭遇してきました。しかし、燕の人々は、そのたびごとに、新たな技術開発や事業転換、新分野開拓などを繰り返し、生き残りをかけた業種転換にチャレンジしてきました。今では、日本有数の、多様で高度な加工技術が集積する地となり、まち全体が、1つの「総合工場」にも例えられる、一大産地となりました。
燕の技術! その一部を紹介します
「深絞り成形」
なべやタンブラーのような深いカップ状の形状を作るため、プレス機の上下に金型をセットし、潤滑油を塗った金属の板材を挟み込んで上から圧力をかけることで、金型と同形状に成形します。
「バフ研磨」
通常、仕上げ研磨のことで、綿やスポンジ(フェルト)などでできたバフと呼ばれる工具に研磨剤をつけて回転させ、製品に当てて表面を研磨し滑らかにすることで、ツヤを出していきます。
「カール」
ボールやザルなどの縁部分を丸く巻き込むことで安全性と強度を高める工程。ここではテープ状に巻かれた金属の板材をカール状に丸めて切り落とし、ザルのリング部を作っています。
「タレットパンチプレス」
板材をセットすると、プログラミングに従い必要な金型のセットから所定の位置の打ち抜きまで自動的に行います。
関連リンク
加工技術、ビジネスマッチングなどに関するお問い合わせ先 電話0256-35-5395/63-9876
- この記事に関するお問い合わせ先
-
産業振興部 商工振興課
〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地
電話番号:0256-77-8231
更新日:2024年06月21日