農業委員会の活動報告

更新日:2024年01月15日

2023年度農業委員会の活動報告

先月提出した意見書に対する回答がありました(2024年1月)

令和5年12月20日に市へ提出した「意見書」に対して、「回答書」が届きました。

「農地等利用最適化の推進施策」に 関する意見書を提出しました(2023年12月)

先月に行われた農業者との意見交換会の声を踏まえ、農業委員会として市へ生産現場の声をまとめた「意見書」を提出しました。

意見書提出1
意見書提出2

農業者との意見交換会を開催しました(2023年11月)

11月17日に農業委員と農業者との意見交換会を行いました。

主な意見は、補助事業の要件緩和に関すること、農業機械のレンタル制度、国内・海外研修費の補助、マッチング型の商談会の開催などの要望があり、農業者の思いを直接聞くことができた有意義な時間となりました。

意見交換会1
意見交換会2

県外視察研修を行いました(2023年10月)

10月31日、11月1日に県外視察研修を実施し、「東京都中央卸売市場豊洲市場」、「横浜植物防疫所羽田空港支所」、「栃木県農業試験場いちご研究所」を視察しました。

豊洲市場では、当日残念ながらセリが行われておらず、施設見学をさせていただきました。植物防疫所では、果実、野菜、切花、枝、苗などに病害虫が混入されていないかなど、輸出入に関わる検査について学びました。いちご研究所では、生産者と農協等の関係機関が連携し、日々活動されていることを学べました。

豊洲市場
植物検疫
いちご研究所

猛暑等による緊急支援要望書を市長に提出しました(2023年10月)

今年8月の猛暑による水稲や園芸作物の生育不良、乳用牛の搾乳減少など農業者の努力だけでは対応できない状況となり、燕市農業委員会では、市内の農地を守り、引き続き農業生産活動ができる環境を維持するために、農業経営に対する緊急支援を燕市に対して要望しました。

緊急支援要望1
緊急支援要望2

県内視察研修を行いました(2023年8月)

県内視察研修として8月8日に津南町の「津南ひまわり広場」、南魚沼市の「おのづか米工房」を視察しました。

「津南ひまわり広場」では、遊休農地対策の参考となり、「おのづか米工房」では、もみがらから作られた堆肥を使用する自然還元農法を紹介いただきました。

ひまわり広場
おのづか米工房

2022年度農業委員会の活動報告

タブレットの操作講習会が開催されました(2023年2月)

2月の定例総会後、新潟県農業会議様のご協力をいただき、農業委員全員でタブレット操作の講習会を開催しました。

これからの農業委員会では、今後の活動をより向上していくため、タブレットを積極的に活用し、現地での活躍に役立てていくことを期待しています。

農業委員がタブレット講習でタブレット操作をする様子
講師からタブレット講習を受ける様子

視察研修で大河津分水路改修工事を視察しました(2022年11月)

11月28日に大河津分水路「令和の大改修」の現地に視察に行ってきました。この改修事業は当時の戦後最大規模である昭和58年8月洪水と同規模の洪水に対して家屋の浸水被害の防止又は軽減を図ることを目的に、河口部の拡幅や橋の架け替えをするものです。

その後発生した、令和元年東日本台風洪水では戦後最大規模を更新し、信濃川流域で甚大な被害が発生しました。今後このような大雨が発生した場合に被害が出ないよう大改修が行われているものです。

大河津分水路が洪水から越後平野を守るため、また、未来の産業の発展のために重要な役割をもたらしていることを改めて実感する研修となりました。

施設担当者からの説明を受ける農業委員
大河津分水路改修工事の様子

2019年度農業委員会の活動報告

大規模な農地転用は現地確認を行います (2020年 3月)

農業委員会では、毎月1回農業委員会総会を開催し、農地法や農業経営基盤強化促進法に基づく許可申請の審議を行っています。
各種申請は、まず窓口で必要書類に不備がないか、また農地法等の法令に違反していないかを確認し、その後、事前協議会と事前審査委員会の2度の審査を経てから総会議案として審議・許可されます。また3,000平方メートルを超える農地転用については、現地調査を行い周辺農地や土地改良施設の状況、さらには担い手農家への農地集積に支障がないかを確認しています。
農地を農地以外の目的に使用する場合には農地法の許可が必要です。農地に関することは、お気軽に農業委員や農業委員会事務局にご相談ください。

スーツ姿の男性の司会進行で会議が行われている様子
資料を片手に休耕地を見学している男女十数人の様子

新たな農業委員が任命されました (2020年 1月)

農業委員の辞任に伴い、新たに明田栄以知委員が農業委員に任命されました。
任期は2019年12月23日から2021年7月31日までです。 担当地区は、東廿六木・西廿六木・上組・新田・中組です。
農地に関することはお気軽にご相談ください。

明田栄以知委員の顔写真

明田栄以知委員(白山町三丁目)

新潟県女性農業委員等研修会に参加 (2019年 12月)

柏崎市で開催された新潟県女性農業委員等研修会に、燕市農業委員会から2名の女性農業委員が参加しました。研修会には県内の女性農業委員50名が参加し、「農地利用の最適化の取組」や「人・農地プランの実質化に向けた地域での話し合いをどう進めるかなどについて、女性農業委員の視点で活発な意見交換を行いました。また、視察研修として柏崎市の有限会社山波農産を視察し、大規模経営や農地集積の方法などについて説明を受けました。

女性農業委員等研修会:女性5人が話をしている様子
女性農業委員等研修会:女性6人が話をしている様子

市長へ意見書を提出しました (2019年 11月)

農業委員会等に関する法律には、「農地等の利用の最適化の推進」関する意見書の提出が義務付けられています。このことから当農業委員会でも、11月22日に燕市長に対して燕市農地等利用最適化の推進施策に関する意見書を提出しました。 今回提出した意見書では、今後の燕市農業の発展に向けて生産現場の声が施策に反映され、農業の持続的発展と担い手が誇りとやりがいをもって取り組めるよう以下の5項目について要望しています。

  1. 担い手への農地利用の集積、集約化について
    • 農地中間管理機構の活用
    • 基盤整備の促進
    • 認定農業者等の育成、支援
    • 燕市独自の農業支援策の拡充
  2. 遊休農地の発生防止、解消について
  3. 新規参入の促進について
    • 女性農業者への支援について
    • 新規参入支援の拡充について
  4. 需要に応じたコメ生産の推進について
    • 農家への的確な情報提供
    • 燕市ブランド産品の販路開拓
    • 猛暑等による品質低下の対応について
  5. 農業委員会活動の啓発について
市長との意見交換の様子している7人の男性の写真

後期農地パトロールを実施しました (2019年 11月)

燕市農業委員会では、農地法の規定に基づき後期農地パトロールを実施し、農作物が作付けされず除草管理等も全く行われない遊休農地化の恐れのある農地を調査しました。 今回の調査は、8月に実施した前期農地パトロールで適正管理の指導を行ったものの、その後も改善が見られない農地を再調査したものです。また、すでに山林化し農地として再生することが困難と思われる農地の調査も行いました。 今回の調査に基づき、改善が見られない農地については農地法の規定に基づき、耕作者又は地権者に対し利用意向調査を行うことになります。

遊休農地現地調査:荒れた田畑をチェックしている男女十数人のグループの写真
再生困難農地現地確認:田畑の様子をチェックしている作業着を着た3人の様子の写真

県外視察研修で福島県内の大規模園芸施設を視察しました (2019年 11月)

11月6日から7日の2日間、福島県いわき市の株式会社ワンダーファームと茨城県つくば市にある農研機構で視察研修を実施しました。 株式会社ワンダーファームでは、オランダから技術導入された大規模ハウスによるトマト栽培、収穫体験やトマトの直売、加工品の製造販売等を行っています。また、敷地内にはレストランや地元で生産された農産物の直売所も併設され、観光客も視野に入れた大規模複合施設となっていました。 農研機構では、コメの品質低下原因の一つであるカメムシの防除に関する研究についての説明を受けました。コメに被害を与えるカメムシの種類や近年カメムシ被害が増加している理由、カメムシ被害の防ぐにはどうすれば良いかなど、現場で役立つ情報を得ることができました。これらの情報は、農業委員会からのお知らせ等を通じて地域農家の皆さんに提供していきます。

トマトのハウスで育っている野菜についての説明をしている女性とそれを聴き入っている農業委員皆さんの写真
女性の説明を念入りにメモに取っている農業委員の皆さんの写真
農研機構で説明をしている男性と質問をする農業委員の皆さんの写真
近年の農業の研究開発について説明を受ける農業委員の皆さんの写真

燕市農業まつりに出展、農地何でもコーナーを新設しました (2019年 11月)

11月3日、燕市役所で開催された「燕市農業まつり」に出展しました。天候にも恵まれ、昨年を上回る10,200人が来場し、燕市産農産物の直売や豚汁の無料配布に行列ができていました。農業委員会コーナーでは、(一社)新潟県農業会議による農業書籍の展示販売と、今年から「農地何でも相談コーナー」を新設し、農業委員が遊休農地や農地の相続、受け手探しなどの相談に対応しました。
農業委員会では、農地のことや担い手のことなど、いつでも相談を受け付けていますので、お気軽に地域の農業委員にお声かけください。

農業まつり、農業委員会「農地何でも相談コーナー」のブースの写真

燕青空即売会・農商工連携ブースに出展しました (2019年 10月)

10月6日、燕市物流センターで開催された「燕青空即売会農商工連携ブース」に農業委員会として出展しました。参加の目的は、農業委員会の活動内容や遊休農地の解消、食育推進の取り組みなどの紹介と併せて、燕市内で生産された農産物等の販売を通じて燕市産の農産物のすばらしさをPRすることです。さらには、農業委員会活動の「見える化」にも結び付けたいと考えています。
即売会の当日は、約59,000人が来場し、農業委員が生産した長ネギ、ホウレンソウ、小松菜、ブロッコリー、サツマイモなどの農産物が午前中には完売するという大盛況でした。更には、燕市で生産されたお米を試食して銘柄を充てるクイズや、新米コシヒカリのつかみ取りなども大好評でした。
また、遊休農地対策としての「ひまわり作戦」や農地パトロール、食育の推進などの取組内容をパネルで紹介しました。
これからも、いろいろな機会を通じて農業委員会活動を市民の皆様にお伝えしていきます。

農業委員会ブース:青色のテントの下で野菜を並べているスタッフの写真
農産物直売コーナー:ボックスに入っている野菜の数々の写真
青いテントの農業委員会の活動内容紹介コーナーの写真

田んぼアート稲刈りイベントに参加 (2019年 9月)

9月28日、吉田ふれあい広場脇の水田で開催された田んぼアート稲刈りイベントに参加し、黄金色に実った稲を収穫しました。 今年のデザインは、燕市内でロケが行われた『下町ロケット』を題材にしたアートで、5月18日に田植えが行われたものです。 稲刈りベントには、農業委員をはじめ地元農家や家族連れなど、約330人が参加し、稲刈りや、刈り取った稲をコンバインで脱穀する作業に汗を流しました。 収穫されたお米は、乾燥調製後、参加された方々にプレゼントされます。

稲刈りイベント:田んぼアートの稲刈りに参加したみなさんの集合写真
コンバインやカマで稲を刈ってゆく参加者の皆さんの写真

作柄概況調査を実施し今年の米の生育状況を調査しました (2019年 8月)

燕市農業委員会では、毎年、稲刈りを控えた8月下旬頃に燕市内の圃場で栽培されている水稲の作柄概況を調査しています。
今年は、「コシヒカリ」の直播と移植、「こしいぶき」の直播、そして多収性品種の「みずほの輝き」の4品種を視察調査しました。
現地では、三条地域振興局農業振興部の技術専門員やJA越後中央の営農指導員から、品種の特性、施肥管理、生育状況のほか、直播は収量的には移植に劣るものの、育苗施設や田植機などの経費が掛からないこと、また、多収性品種は現在、全国的に需要が高まっていることなどの説明を受けました。
農業委員会としては、米の全国的な需給動向を踏まえた計画的な生産と合わせて、労働力の軽減を含めた効率的な生産体制について、生産農家とともに考えていかなければなりません。

市内圃場で技術専門員から説明を受ける様子作業着姿の十数人の委員の様子
資料に目を通しながら圃場で今年の米の生育状況を調査する作業着姿の委員の様子
現地確認後の検討会:会議室でマイクを片手に話をしている男性と、話を聞いている医院の様子

ひまわりが満開です 耕作放棄地解消対策「ひまわり作戦」 (2019年 8月)

今回で6年目を迎えた、燕市耕作放棄地解消対策「ひまわり作戦」。
分水横田地内のひまわりは、今が満開です。田んぼ一面が黄色と緑のじゅうたんに埋め尽くされています。
横田地区でのひまわりの作付けは今年で2年目となり、土質も改善され、背丈や花の大きさ、色合いも最高です。
種まきから開花までの間、水やりや草取りなど横田地区のみなさんが丹精込めて育てたひまわりです。
ぜひ、一度見に来てください。

青空の下ひまわりが整列して咲いているひまわり畑の写真
青空の下ひまわりが一面に咲いている様子の写真

農地パトロール(農地利用状況調査)を実施しました (2019年 7月)

燕市農業委員会では、7月・8月を前期農地パトロール月間に設定し、市内全域を3地区に分けて農業委員が巡回し、農地が有効に利用されているかを調査しました。今回の調査に基づき、遊休農地の発生防止と解消のため、農地の適正な管理と指導について検討しました。また、遊休農地化が心配される農地の所有者や耕作者には、農地の適正管理の指導も併せて行います。

燕地区農地パトロール:農地をチェックしている作業着の委員の方々の写真
吉田地区農地パトロール:農地の脇に立ち、パネルをかざしている作業着の男性委員の写真
分水地区農地パトロール:農地をチェックしている作業着の委員のみなさんの写真
分水地区農地パトロール:林脇の農地をチェックしている作業着の委員のみなさんの写真

新潟県のブランド農産物を視察 (2019年 7月)

燕市農業委員会では、毎年、県内の農業先進地を視察し、遊休農地対策、先進技術、販路開拓、農業所得の向上に結び付く取組を視察し、市内の農家に情報発信を行っています。
今年は7月1日に五泉市の里いも圃場と新潟市西区の砂丘すいかの選果場を視察しました。五泉市では、減反政策が始まった1970年ごろから里いも栽培に本格的に取り組み、長年の品種改良と消費者への広報活動により、「帛乙女」というブランドを確立し、県内トップの里いも産地になっています。
生産農家のお話では、種いもの品質も大切ですが、五泉の土質と豊富な水が里いも栽培に適しているとのことでした。
また、新潟市西区のすいか選果場は、2000年に農林水産省の補助事業を活用し、新潟西農業協同組合(現在の新潟みらい農業協同組合)が事業主体となり整備された施設です。この施設では、西区や西蒲区の約125ヘクタールの農地で生産されたすいかを、最盛期には1日約4万玉、年間で約90万玉出荷しています。
里いももすいかも、新潟県を代表するブランド農産物と言えますが、やはり全国共通である担い手の高齢化、後継者不足が大きな問題であるとのことでした。

里芋畑視察:畑に立って説明をする男性と、道路わきで聞いているワイシャツ姿の男性たちの写真
すいか選果場視察:ベルトコンベアで運ばれてゆくすいかの入ったダンボールとそれを見学している委員の方々の写真
スイカが大量に並んでいるすいか選果場内の様子

耕作放棄地解消対策「ひまわり作戦」を実施しました (2019年 6月)

耕作放棄地解消対策の一環として、休耕田にひまわりを植え、農地の復元と地域の活性化を図る「ひまわり作戦」を、地域の自治会の協力を得て分水横田地内で実施しました。
2014年から始まったこの取り組みは、今年で6年目を迎えます。分水国上地区、吉田下粟生津地区で2年ずつ実施し、昨年からは分水横田地区で行われています。
6月2日日曜日に行われた種まきには農業委員のほか、横田地区農地・水・環境保全組織運営委員会や農家組合、子ども会などから約100人が参加し休耕田18アールに「ロシア」と「ハイブリッドサンフラワー」という2種類のひまわりの種をまきました。
花の見ごろは、7月下旬から8月上旬です。
地元では、地域の皆さんからひまわりの花を楽しんでもらうためにお花見会を計画しているとのことです。

チャレンジ、ひまわり作戦実施地、横田地区農地・水・環境保全組織運営委員会、協力ひまわり会、子供会で実施の風景やヒマワリのイラストが描かれた看板の写真
ひまわりの種を巻いている農業委員の方々の様子
それぞれの場所でひまわりの種を蒔いている子どもたちの様子

「田んぼアート」田植えイベントに参加 (2019年 5月)

5月18日土曜日、吉田ふれあい広場西側の水田で開催された「田んぼアート」田植えイベントに燕市農業委員会委員が参加しました。
このイベントは、燕市景観作物推進協議会が主催するもので、今年で13回目を迎えました。
当日は好天に恵まれ、市内の農家や家族連れ、農業団体関係者など約450人が参加し、昨年燕市での大型ロケで話題を呼んだTBS日曜劇場「下町ロケット」から、佃製作所社長佃航平役の阿部寛さんの似顔絵を、古代米や新之助の苗で描きました。
稲が色づき始める頃に、「田んぼアート」の全景が見渡せるよう、見学台が設置され田んぼのキャンバスを楽しめます。

田んぼアートの参加者が水田で田植えをしている様子
「TBS日曜劇場下町ロケット2019吉田新保地区田んぼアート田植え」の垂れ幕とともに並んだ田んぼアート参加者の集合写真
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農業委員会事務局 農地・農政係

〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地

電話番号:0256-77-8251

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