助成制度(開発補助金)の成果品 【2013年度事業】
燕市の新商品開発助成事業(旧助成事業)、新連携支援助成事業(旧助成事業)ならびに新製品開発及び企業連携支援助成事業を活用して、市内の事業所が開発したものの一部についてご紹介いたします。
なお、掲載してあります成果品(商品等)のお問い合わせにつきましては、それぞれの事業所へ直接ご連絡ください。
微生物(IWAO菌群)を使用した家庭用ゴミ処理機の開発製作、残渣処理をもできるトイレの研究開発、これらを搭載したトレーラーの開発

微生物(IWAO菌群)を使用した家庭用ゴミ処理機の開発製作、残渣処理をもできるトイレを研究テスト開発しました。
IWAO菌は、長年さまざまな物質の消滅実験や研究がされて来て、食肉や水産加工物の残骸・野菜くず・牛・豚の糞尿などの基本的に人が咀嚼して消化できるものは、同質量であればほぼ24時間で消滅・処理することができる微生物です。
この微生物を利用し、まだ実用化されていない小型の家庭用ごみ処理機の開発製作及び残骸を処理できるシステムを研究開発しました。
微生物(IWAO菌群)を使用した家庭用ゴミ処理機、残渣処理できるトイレを実用化することができれば、環境改善にたいへん有効であります。
公共機関のごみ処理場、焼却場のコスト削減と共に、自然に優しく、煙もダイオキシンを発生せず、処理することが可能になります。またこのシステムをトレーラーに搭載し、移動できるトイレルーム、移動できるごみ処理場として、商用実用化できれば、万が一の災害時にたいへん役立つことができます。
ごみ処理トレーラーは、有機残渣、人糞を完全処理し、廃棄することが可能となります。
お問い合わせ先
事業所:有限会社 加藤モーター(電話 0256-62-6516)
ホームページ:カトーモーター トップページ
コンクリート建築物用 刈り払い機用清掃除去刃の開発

開発品コンセプト
2012年度の支援を受け開発された「TOMITA DISC」は、コンクリート構築物に常に押し当てて使う状況(車止めや花壇)が多く、海外での現場作業者から実用時間の延長化を望む声が多く、それに応える製品の開発となります。
薄い刃を用いた切断能力よりも、耐久性に比重を置いた内容です。
国際特許の出願
2012年11月に日本国に特許出願している優先権を生かし中国・米国・ヨーロッパの特許を出願し、各国の特許庁に受理されました。
ヨーロッパ連合特許申請、米国特許申請は販売の後ろ盾とするためですが、中国特許申請は模造品の防止が主な目的となります。
お問い合わせ先
事業所:株式会社富田刃物(電話 0256-62-4194)
ホームページ:仁作 -Nisaku- 富田刃物 トップページ
シャキシャキ白髪ねぎ作成用野菜調理器の開発

長ねぎを白髪ねぎに簡単に加工するという、単機能・単一食材に特化した調理器を目指しました。
目標とする白髪ねぎは、ラーメン店で使うようなサイズやシャキシャキとした食感を持つ白髪ねぎとしました。
開発ポイントは、(1)白髪ねぎサイズから逆算した製品形状と強度の関係(2)シャキシャキ感を持つ白髪ねぎの断面形状の検討(3)長ねぎの保持方法です。
今まで市場にない製品であり、今後の評価を待ちたいと思います。
お問い合わせ先
事業所:藤田化成株式会社(電話:0256-62-3987)
特許製品の更なる時代のニーズに合った進化ニッチ商品

栄養価が高く美味しい納豆であるが洗う時の嫌われ物のネバネバ。当社では特許商品まろやか納豆スティックを販売しているが、新たなニーズに対応した開発が必要になりました。
日本中数多く販売される納豆は1人前、正方形・丸形と形状も様々で容量も20~70グラムの容器。箸では混ぜにくく穴も開きやすい。
狭いスペースで美味しくなる為に2サイズを計画。効率的撹拌、洗浄時の流水力学に基づいた楕円形。置くスペース・機能性・手にしっくりくる混ぜやすさ・食卓での美しいフォルム等、モデル・図面を何度も作り直し開発を行いました。
お問い合わせ先
事業所:株式会社森井(電話:0256-64-3965)
ホームページ:株式会社森井 トップページ
新規ステンレスハーモニカケトル

以前よりご年配のお客様からピーピーケトルでは聞き取りにくいとの問い合せがあったことで開発に着手。
調査の結果、聞き取りやすい周波数は1,000ヘルツ以下に対して、現状のピーピーケトルでは3,000~10,000ヘルツ。
そこで低く抑える笛を模索したところハーモニカ音が聞き取りやすいであることが分かり、ハ―モニカのリードを使用して笛部をつくることに。
また、笛の形状も訴求が強調されるデザインになっています。
お問い合わせ先
事業所:株式会社 ヨシカワ(電話:0256-91-2210)
ホームページ:吉川グループ トップページ
高圧調理用圧力容器とポンプの開発

殺菌及び調理は熱を利用してきました。それを、高圧に変えることにより、様々な利点が生まれることが解ってきました。新潟県は、その技術開発で他県より一歩リードしています。
この技術を利用する為には、高圧容器の開発が必要不可欠になります。当初は、全体を金属で作ることを考えていましたが、既に実用化している食品加工会社より「容器の軽量化がこれからは必要になる」とのアドバイスを受けました。
そこで、今話題の炭素繊維を利用して、従来のものより半分の重さの高圧容器を完成できました。
これにより、一般家庭及び医療分野への参入の可能性が生まれました。
お問い合わせ先
事業所:株式会社イケダ(電話:0256-62-6766)
ホームページ:株式会社イケダ トップページ
爪ヤスリ・踵ヤスリの開発

弊社独自の技術であるヤスリのカーブを活かし、主に女性をターゲットにした爪ヤスリと踵ヤスリの開発を目指しました。
ヤスリの目の細かさ・洗練されたデザイン・フィット感・磨き・パッケージ等お洒落に敏感な女性を意識して仕上げています。
また、商品グレードを3段階に分け(踵ヤスリは今現在は2段階、将来的には3段階を計画)リーズナブルなものから高級感あふれる製品まで、多様な層に支持を得られるようラインナップを揃えました。
現在は雑貨店・通販・生協・デパート等様々な方面から問い合わせを頂いています。
お問い合わせ先
事業所:有限会社柄沢ヤスリ(電話:0256-63-4766)
ホームページ:有限会社柄沢ヤスリ トップページ
道路標識・信号機用雪落とし器具


既存の商品の改良から商品開発を進めましたが、パイプの形状・伸縮ジョイント部の変更等、思いがけない改善点がたくさん見つかり、商品になるまでに、変更を繰り返し、多くの時間がかかりました。
収納時、一番短い状態で2メートル以内になり、シーズンオフの収納にも困らず、大変便利です。
また、ヘッドを3種類製作し、パイプ共通で付け替えられる様にし、いろいろな形状の看板や信号機にも対応できると考えます。
お問い合わせ先
事業所:株式会社セキカワ(電話:0256-62-5825)
ホームページ:株式会社セキカワ トップページ
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産業振興部 商工振興課 新産業推進係
〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地
電話番号:0256-77-8232
更新日:2023年12月08日