燕市総合文化センターESCO事業

更新日:2021年03月01日

 市では、「燕市総合文化センター」において、新たな財政負担がなく、省エネルギー改修ができ、光熱水費の削減と二酸化炭素排出量の削減に効果があるにESCO(注釈1)事業を導入しています。
 この事業は、県央地域の公共施設では初めて導入されたものであり、市とESCO事業者との間で、省エネルギー改修工事などについて事業契約を締結し、2013年度から運用を開始しています。

(注釈1)ESCO(エスコ)とは…Energry Service Companyの略です。

1.事業内容

  • 事業名称 燕市総合文化センターESCO事業
  • 事業方式 シェアード・セイビングス方式
  • ESCO事業者 菱機工業株式会社 新潟支店、三菱UFJリース株式会社
  • 契約金額 総支払額 99,217,260円(消費税込み)
  • ESCOサービス契約期間 2013年4月~2026年3月(13年間)

2.省エネ効果

省エネ効果の詳細
区分 削減量 改修前使用量 改修後使用量
電気 電気使用量
1年あたり62,621キロワットアワー
改修前
1年あたり343,225キロワットアワー
改修後
1年あたり280,604キロワットアワー
ガス ガス使用量
1年あたり22,372立方メートル
改修前
1年あたり65,171立方メートル
改修後
1年あたり42,799立方メートル

二酸化炭素排出削減量 1年あたり257.2トン

改修したことで毎年257.2トンの二酸化炭素の排出量を削減することができます。

これは、樹齢50年杉約18,400本が一年間に吸収・貯蔵する量に相当します。

3.採用した省エネルギー手法

GHP(注釈2)による暖房ヒートポンプ化

 冷房時の主燃料をガスに代え、従来のシステムに比べ、少ない消費電力で施設内の冷暖房を行えるようになりました。

屋上に設置された大型の機械の写真
地下に設置された複数のパイプや機械の写真

(注釈2)GHP(ガスヒートポンプ)とは…
高効率のガスエンジンを使って、冷暖房を行う空調システムです。
消費電力が少なく、節電対策の一つとして推奨されています。

空調の個別分散化

 冷暖房設備が中央一括管理のため、使用しない部屋も冷暖房を行っていましたが、部屋ごとに冷暖房を運転できるようになりました。

壁に取り付けられた空調調節のための機械の写真
天井に設置された冷暖房設備の写真

外気導入量の最適化

燕市文化会館大ホール内にCO2センサーを設置し、外気導入量を抑制できるようになりました。

赤い座席が並ぶ文化館大ホール内の写真

点灯時間の長い誘導灯のLED化

常時点灯している誘導灯を少ない消費電力で明るさを保つLED照明に取り換えました。

非常口であることを示すマークが取り付けられた出入り口の写真
この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 生活環境課 環境政策係

〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地

電話番号:0256-77-8167

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