下水道のしくみと種類

更新日:2021年03月01日

燕市の下水道は主に汚水と雨水を別々に流す「分流式」を採用しています。
(一部地域は合流式です)

  • 汚水は、下水道管を通り終末処理場まで流れていき、そこで微生物などのはたらきにより、きれいな水になり川から海へと放流されます。
  • 雨水は水路や雨水管・雨水ポンプ場をとおり、そのまま川や海に放流されます。
  • 分流式では、雨水を汚水管に流すと処理能力を上回る水が流れ込んでくるため、処理場の運転に支障をきたします。排水設備工事を行うときは、あやまりなく接続されるようお願いします。
  • 下水を下水処理場まで運ぶ方法は、少しでも経費が安くなるように、なるべく機械の力(ポンプ)によらないで、勾配をつけ、自然の流れ(自然流下)を利用して運びます。このようなことから、下水道管は、下流に行くに従って、だんだん深くなりますが、余り深くなると工事や管理が大変となることから、途中でポンプで汲み上げて、余り深くならないようにしています。

公共下水道の種類

事業種別による分類

下水道の種類には、下水道法に基づく下水道(注釈)とその他の汚水処理施設があります。
汚水処理のための下水道には、1つの市町村で行う公共下水道と、2つ以上の市町村がまとまって行う流域下水道の2つの方式があります

(注釈)下水道とは、下水道法に基づき下水(生活排水、工場排水、雨水等)を排除し、又は処理するために設けられる施設をいい、公共下水道、流域下水道、都市下水路の3種類に分けられます。

下水道フロー図

公共下水道

1.公共下水道(狭義)

主として市街地における下水を排除し、又は処理するために、市町村が建設管理する下水道です。終末処理場を持つ単独公共下水道と流域下水道に接続する流域関連公共下水道があります。
燕市では燕地区が単独公共下水道、吉田・分水地区が流域関連公共下水道として供用しています。

2.特定環境保全公共下水道

自然公園区域内の水質保全のため、また農山漁村の生活環境の改善を図るための下水道で処理人口が10,000人以下の小規模下水道を特定環境保全公共下水道(通称“特環”)と呼んでいます。
燕市では長辰地区で供用しています。

3.特定公共下水道

特定の事業者の事業活動に主に利用されるものです。

流域下水道

2以上の市町村の区域における下水を排除し、かつ、終末処理場を有する下水道です。
河川、湖などの水域は多くの場合複数の市町村にまたがっており、それらの水質をきれいに保つために、市町村のわくを越え、広域的かつ効率的な下水の排除、処理を目的としたものを流域下水道といいます。
流域下水道は、幹線管渠と終末処理場の基幹施設からなり、都道府県が設置、管理しています。また、これにつながる公共下水道(流域関連公共下水道といいます)は各市町村が設置、管理します。
燕市では吉田・分水地区が流域関連公共下水道として供用しています。

都市下水路

主として市街地における浸水を防ぐものです。

排除方式による分類

下水を集めて処理をおこなう排除方式によっても、次の2つに分類されています。
汚水と雨水をひとつの管で流す合流式下水道と、汚水と雨水を別々の管で流し、雨水をそのまま河川等に流す分流式下水道の二つの方式があります。

汚水と雨水をひとつの管で流す合流式下水道を表したイラスト

合流式

汚水と雨水を別々の管で流し、雨水をそのまま河川等に流す分流式下水道を表したイラスト

分流式

この記事に関するお問い合わせ先

都市整備部 下水道課 計画管理係

〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地

電話番号:0256-77-8291

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