食育だより2016年12月19日号

更新日:2021年03月01日

食育だより2016年12月号 減塩へアクション!まずは1グラムの減塩からチャレンジしてみよう

毎月19日は食育の日です。

 食塩は体の水分量を調節したり、胃酸や消化液の分泌を促進するなど、私たちが生きていくのに必要なものです。しかし、とり過ぎると、血管を傷つけ、さまざまな生活習慣病を招きます。 塩分は調味料だけでなく、さまざまな食品に含まれているので塩分を気にせず食事をしていると、あっという間にとり過ぎになってしまいます。まずは自分の食生活を振り返り、食事に含まれる塩分を気にすることから、減塩生活をスタートさせましょう。

どれくらい減塩したらよいの?

白衣をきた女性が左手に食塩の容器を持っているイラスト

日本人の食事摂取基準(2015年版)では成人の1日当たりの食塩摂取量の目標量男性8.0グラム未満女性7.0グラム未満です。

食事摂取基準(2015年版)

男性のイラスト

男性8.0グラム未満

女性のイラスト

女性7.0グラム未満

食塩摂取量の年次推移のグラフ

全国、県民1日あたりの食塩摂取量はグラフの通り、年々減ってきてはいますが、まだ多い状況です。
目標値を基準に考え、県の平均食塩摂取量(男性11.3グラム、女性9.6グラム)と比較すると、今より更に 男性は3.3グラム女性は2.6グラムの減塩が必要ということになります。

塩分のとり過ぎが招く病気と燕市の現状

6個の円の中に心筋梗塞、メタボ、動脈硬化、糖尿病、腎臓病、高血圧と書かれたイラスト

 塩分のとり過ぎは万病のもとです。高血圧から動脈硬化がすすみ、心筋梗塞や脳卒中を引きおこす危険が増すばかりか、胃がんなどの引き金にもなってしまいます。
燕市はメタボリックシンドローム該当者の割合、糖尿病(高血糖)の割合が高いことに加え、脳血管疾患、胃がんの死亡率が高い傾向です。
燕市全体で減塩に取り組みましょう。

燕市の脳卒中

平成25年脳血管疾患標準化死亡比のグラフ

燕市は全国、県に比べ脳血管疾患による死亡比が高く、全国の平均を100とした場合、男性、女性と共に約1.4倍です。

燕市の胃がん

平成25年胃がん標準化死亡比のグラフ

燕市は全国、県に比べ胃がんによる死亡比が高く、特に男性は全国と比較すると約1.7倍と高い割合です。

塩分1グラムの目安を覚えてとり過ぎを予防しよう。

濃口しょうゆ小さじ1杯(塩分0.9グラム)

食パン6枚切り1枚(塩分0.8グラム)

ウスターソース小さじ2杯(塩分1.0グラム)

ゆでうどん1玉250グラム(塩分0.8グラム)

かまぼこ2切れ30グラム(塩分0.9グラム)

ポテトチップス100グラム(塩分1.0グラム)

ロースハム3枚45グラム(塩分1.1グラム)

せんべい2枚40グラム(塩分0.8グラム)

もうすぐお正月ですね。おせち料理や加工食品には塩分を多く含むものがありますので、とり過ぎに注意しましょう。

メガネをかけている女の子のイラスト

無理なく減塩を始めよう。

舌はだいたい10日ほどで味に慣れていきます。
少しずつ、段階的に塩分量をゆっくりと減らしていくと、気づかないうちに減塩することが出来ますよ。

豆腐やワカメなどの入ったみそ汁のイラスト

味噌汁1杯分の味噌の量
10グラム(塩分1.2グラム)

9グラム(塩分1.1グラム)

8グラム(塩分0.9グラム)

インスタントみそ汁のイラスト

インスタント味噌汁は1杯塩分2.0グラム程度です。

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