つばめ食育だより2017年11月号

更新日:2022年01月16日

つばめ食育だより2017年11月19日号 健口から健康へ~噛むことの効果~

「健口」とは、「健やかな口」を意味する造語です。お口が健康だといいことがたくさんあります。心と体の健康を保ち、豊かな毎日を送るためには、よく噛んで食事ができることが大切です。

にいがた健口文化推進月間 11月1日~11月30日

噛む回数~むかしと今~

噛む回数と食事時間(1回の食事)のグラフ

みなさんはひと口何回噛んで食べていますか?現代人は、弥生時代の人と比べて、噛む回数が6分の1と大幅に減少しています。加工食品を利用することが増えたり、噛まなくてもいいようなやわらかい食べ物を好むようになったこと。また、食事時間が短くなったことなどが、要因として考えられます。

雑炊や雑穀、魚などが弥生土器に盛り付けられている写真

弥生時代の食事

白いご飯とコップに入ったお茶、ハンバーグや野菜などがプレートに盛られている写真

現代の食事

かみかみアップ術

噛む回数が増えると食事をする時間も長くなります。ゆっくり時間をかけて、食事を楽しみましょう。
(注意)可食部10グラムあたりの平均回数

食材選び

里芋

里芋の煮物 17回

筑前煮

筑前煮 31回

噛みごたえのあるごぼうなどの根菜類をプラス

調理法

ロールキャベツ

ロールキャベツ 15回

野菜炒め

野菜炒め 52回

煮込むと柔らかくなる野菜を短時間で調理

切り方

千切り野菜とトマトのサラダのイラスト

野菜サラダ 32回

コップに入った人参、キュウリなどのスティックサラダのイラスト

野菜スティック 53回

繊維にそって切ったり、大きめに切ることで、噛む回数UP

噛むことの効果~ひとがすき~

ひと口30回。よく噛んで食べましょう♪
よく噛むことで、口のまわりの筋肉だけでなく、顔全体の筋肉も使われます。そして、たくさんのだ液も出ます。だ液には、消化吸収を高めたり、口の中に入ってくるバイ菌やウイルスの増殖を抑えたり、食べ物を飲み込みやすくする働きがあります。

  • :肥満を防ぐ よく噛んで食べると、満腹感が得られます。
  • :糖尿病を防ぐ よく噛むと血糖値が上がりにくく、消費カロリーも増加します。
  • :がんを防ぐ よく噛むことは、だ液の分泌を促し、発がん物質の作用を抑制します。
  • :ストレスを発散 集中力を高め、ストレスを緩和します。「歯ごたえ」って気持ちいいでしょ。
  • :記憶力アップ 脳が刺激され、あたまの働きを活性化します。

おすすめ‼かみかみレシピ

おやつやおつまみにもおすすめ。

【材料】

  • ごぼう 1本
  • から揚げ粉
    (または片栗粉) 適量
  • 揚げ油   適量
ごぼうを薄切りにして油であげた料理がお皿に盛り付けられた写真

【作り方】

  1. ごぼうをよく洗って水気をふき取り、斜め薄切りにする
  2. 市販のから揚げ粉(片栗粉)をまぶして、170度の油でカラッとするまで揚げて出来上がり

関連資料

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