食育だより2018年11月号

更新日:2021年03月01日

つばめ食育だより2018年11月19日号 ノロウィルス食中毒を予防しよう‼

黒いトゲトゲしたウイルスに向かって、パンチをしている男性のイラスト

毎月19日は食育の日です。
食中毒は夏場に起こりやすいイメージがありますが、ノロウイルスによる食中毒は、その8~9割が11月から3月にかけて発生しています。
ノロウイルスは、牡蠣などの二枚貝が海で汚染されて、加熱不十分で感染する場合と、感染者のおう吐物などが人の手を介して感染する場合の2つのパターンがあります。感染した人の排泄物(便・おう吐物等)からは、膨大な量のウイルスが排出され、ごく少量のウイルスで他の人に感染します。感染を防ぐことと、二次感染を防ぐための対処が大切になります。

ノロウィルスの予防について

1番の予防法は手洗い!!

流し台で、せっけんを使って手を洗っている女性のイラスト

爪は短く、時計や指輪を外して、手首まで洗いましょう!
一般的によく利用されるアルコール消毒は、ノロウイルスにはあまり効果がありません。

しっかりと加熱調理!

食材の入ったフライパンがゆすられて、煙が出ているイラスト

調理器具も清潔に!
食品は、中心温度が85~90℃で90秒以上加熱してから食べましょう!

ノロウィルス感染時の症状

感染後24~48時間で、下記の症状が現れます。通常3日以内で回復しますが、感染してから2週間程度、便などに排出されます!

左手を口に当てて、吐き気をこらえている様子の女性のイラスト

吐き気・おう吐

便座に座り、不快な表情でお腹を押さえている男性のイラスト

下痢

お腹を押さえて、腹痛を感じて汗をかいている男性のイラスト

腹痛

テーブルに片肘をついて、ため息をついている女性のイラスト

微熱

感染しても症状がない場合や、軽い風邪のような症状のこともあります。
自己判断せず、速やかに医療機関を受診しましょう!

ノロウィルス感染者のいる家庭での対処法

三角巾、ゴム手袋、マスクをつけて笑顔で立っている女性のイラスト
  1. 感染者のおう吐物や便を処理する際には使い捨ての手袋・マスクなどを着用し、しっかり換気を行います。
  2. おう吐物をペーパータオルなどでおおい、その上から塩素液Bを注ぎ、10分後に袋に入れて回収します。その後、塩素液Bでおう吐物のあったところを拭きます。汚染された衣類は塩素液Aに30分以上浸してから、他の洗濯物と分けて洗濯します。
  3. 拭き取ったペーパータオルや手袋などは2重のビニール袋に密閉して廃棄します。またビニール袋の中の汚物には塩素液Bを浸して消毒しましょう。
ゴーグル、マスク、ゴム手袋を身に着けた女性が、床にしゃがんで処理を行っているイラスト
塩素液の詳細
塩素液A(濃度がうすい)
汚染衣類のつけ置き用など
塩素液B(濃度がこい)
汚染箇所や器具の消毒用など
10ミリリットル(ペットボトルキャップ2杯)の漂白剤を2リットルの水で薄める(200倍) 10ミリリットル(ペットボトルキャップ2杯)の漂白剤を500ミリリットルの水で薄める(50倍)

一般的な家庭用塩素系漂白剤(濃度6%)

  • 感染者の洗濯物、お風呂の順番、ドアノブ、水道の蛇口などに注意し、他の家族と感染者が接触しないようにしましょう。

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