幼児期のおいしい食事
幼児期のおいしいご飯の時間 ♪
幼児期はあたたかな雰囲気の食卓を通し、食べる楽しさを知る、味覚の幅を広げていくことが大切な時期です。この時期の子どもの成長を理解し、お子さんと一緒に保護者のみなさんも楽しく食事の時間を過ごしましょう。


1~2歳の楽しいごはんリーフレット (PDFファイル: 883.6KB)
3歳のおいしいご飯の時間リーフレット (PDFファイル: 830.2KB)
1歳~2歳の食事
知っていますか?1歳~2歳ってこんな時期
(1)好き嫌いが出てくる
もともと子どもは緑色や紫色の野菜が苦手
大人よりも野菜の苦みを感じやすい
(2)集中しない、食べムラがある
いろいろなことに興味が出て、じっと座っていられない
(3)うまく噛めない
まだまだ上手に噛むことが難しい時期
好き嫌いはどう対応するの?
- 嫌いな食品があっても、家族と同じメニューを提供しよう!
- 1口でも食べることができたら、たくさんほめてあげよう!
- 料理の工夫で食べやすくしてあげよう!
ピーマン |
さっと茹でて冷凍(苦みが和らぐ) ケチャップを使う(味が和らぐ) |
人参 |
すりおろしてから炒める(臭みが減る) バターで炒める |
なす |
皮をむいて細かく切る ケチャップやみそ、チーズで味をつける |
トマト | 甘いフルーツトマトにチャレンジ |
家族で食卓を囲み、おいしそうに食べる姿を見せることが大切です。また、1口食べるだけでも、味覚や食感の経験になります。苦手な食品を1口でも食べられたときには、たくさんほめてあげましょう♪
集中しない、食べムラはどう対応するの?
- 「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶で食事の時間にメリハリを!
- テレビは消す、おもちゃは片付け、集中できる環境を作る!
- 食事の時間を決め(20~30分で切り上げる)、だらだらとお菓子を食べない!
よく噛むようにするためにはどうするの?
- 家族と一緒に食べる時間を設けよう!
- 優しい声掛けで、噛む楽しさを伝えよう!
- いろいろな食材にチャレンジし、食感の経験を積んでいこう!
お子さんの食べる力を信じて、毎日の食事を楽しく過ごしましょう
「なんで食べないんだろう」
「なんで座っていられないんだろう」
「なんで噛まないんだろう」
…
ご飯を食べ始めて1年。まだまだ集中して食べることが難しい年齢です。
お子さんが座っていられないのであれば、お母さんがぎゅっと抱っこをして食べさせてあげてください。
少しずつ成長しているところをみつけて、楽しい食事にしていきましょう。
3歳ごろの食事
食べ物への興味、自分で食べる意欲を育て、健康的な食生活の基礎をつくるこの時期。
家族と一緒に楽しい食事の時間を過ごすことで、心も豊かに成長します。
この時期ならではの偏食や好き嫌い、小食、お菓子しか食べない…を乗り切るポイントを紹介します。
偏食、好き嫌い
「なんで食べないの?」と聞くよりは、「どうして嫌いなの?」と苦手な理由を聞いてあげましょう。
「苦いから」「においが嫌い」などとお子さんも答えてくれるはずです。お子さんの気持ちを聞いたうえで、「1口でも食べてくれると嬉しいな」とお母さんの気持ちも伝えましょう。
この時期に多い「野菜嫌い」。
野菜の味は経験とともに覚えていく味です。
食べる以外にも、見る・においをかぐといった様々な経験を積んでいきましょう。
小食
2~3日単位でバランスよく食べていて、発育曲線に沿って成長しているようであれば心配はいりません。
食べる楽しみを伝え、食べたらほめてあげましょう。
お菓子しか食べない
本来、食事で不足している栄養を補うための食品が「おやつ」です。
おやつには果物や乳製品、おにぎりがおススメです。
子どもにとって、お菓子やジュースの甘い味は大好きな味。この味に慣れてしまうと、好き嫌いの克服も難しくなってしまいます。
- ジュースはやめて、水かお茶にする
- お菓子は週末だけにする
など、保護者がルールを決めて食べさせるようにしましょう。
食事の時間が楽しくなるチャレンジ
調理の手伝いをする、箸やスプーンの用意をする、一緒に野菜を育てるといったお手伝いの他にも、手軽にできる「チャレンジ」がたくさんあります。
1.野菜にさわろう
- ミニトマトのヘタをとる
- ボールに水をはって野菜を洗う
- 野菜にシールを貼って顔をつける
2.料理の味見
味見も立派なお手伝い!お皿に出された料理は残してしまうけど、お手伝いの味見なら食べてくれるお子さんもいます。
3.盛り付けを可愛くアレンジ
- ピックを使う
- ケチャップで絵を描く

おやつにおススメ。かわいい顔を描いたおにぎり☆

野菜に顔をつけてみましょう☆
お子さんは家族と過ごす食卓が大好きです
お子さんにとって家は落ち着く場所。ついつい甘えが出てしまう場所です。
園の給食は食べるのに、家では食べない…といったこともあるでしょう。
「お子さんは家族と過ごす食卓が大好きです」
お子さんの食べる力を育てるためにも、家族で楽しい食卓を囲んでください。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
こども政策部 子育て応援課 母子保健チーム
〒959-0242
新潟県燕市吉田大保町25番15号(燕市保健センター)
電話番号:0256-92-6815
更新日:2024年01月18日