燕市学校給食センター
学校給食センターの1日
燕市の学校給食は、燕市西部学校給食センターと燕市東部学校給食センターで作っています。1日に西部では、吉田・分水地区9校の給食を約2,700食、東部では、燕地区11校の給食を約3,200食作っています。
学校給食センターは、国の定める衛生基準に従って、食材の受入れや洗浄作業を行う≪汚染作業区域≫と、洗浄した食材を調理する≪非汚染作業区域≫に区別して建設されています。この異なる作業区域の間は壁で仕切られ、食材は移動できますが、人は移動できないようになっています。
学校給食センターの1日の作業をご紹介しましょう。また、食育動画のページでは、燕市の給食を紹介する動画を公開しています。
身支度
学校給食センターの1日は、朝午前7時00分頃から始まります。給食に髪の毛が混入しないように、髪の毛が全部かくれる帽子をかぶり、白衣に繊維やゴミが付いていないよう、粘着ローラーをかけます。また、白衣からの汚染を防ぐため、午前の作業で使用した白衣と午後の作業で使用する白衣は区別され、それぞれ使用するごとに洗濯します。
(ヘアーネットをかぶる)
(帽子をかぶる)
(マスクをする)
(互いに粘着ローラーをかける)
(手を洗う)
(エアシャワーを通る)
検収室
各センター小学校と中学校合わせて約3,000食の給食を作るために、たくさんの肉・魚・野菜などが届きます。食材の数や重さ、品質、温度などをチェックし、学校給食センターの専用容器に移しかえます。給食で使用する食材は、全ての食材を50グラムずつ取り分け、2週間冷凍保存します。
(重さや品質をチェック)
(温度を測定)
(保存用を採取)
下処理室
野菜
野菜は、ゴミや虫がついていないか注意して見ます。皮をむき、ジャガイモは芽を取り除き、葉野菜は根本を切り落として、水槽で最低3回以上洗います。
(皮をむく)
(イモは芽を取り除く)
(水槽で洗う)
魚・肉・卵・豆腐類
豆腐を切ったり、油揚げの油抜きをしたり、卵を割ったりして、調理の下準備をします。
(卵を割る)
(豆腐を切る)
(真空パック食材の消毒をする)
調味料
(調味料を量る)
(缶詰をあける)
(カウンターから調理室へ)
炊飯室
洗米→浸漬→炊飯→計量
燕市の学校給食では、燕市産の「コシヒカリ」と「こしいぶき」を月によって使い分けて提供しています。保温容器は燕市内で製造されたステンレス製で、2重構造のため保温性に優れています。
(米をとぐ)
(炊く)
(計量する)
調理の準備
野菜の裁断
下処理室で洗浄された野菜は調理室へ運ばれ、裁断機で様々な形や長さに切ります。野菜の種類や献立によっては、調理員さんが包丁を使って手切りにします。
(野菜の裁断)
(手切り)
(釜ごとに分ける)
下ゆで
学校給食では、サラダや和え物の野菜は加熱したものを使います。
(野菜の裁断)
(ゆでる)
(冷却する)
調理室
給食では、かつお節などの天然の食材で出し汁をとっています。調理室の床は2色に分けられ、緑色の床の区域は加熱前の食材を扱う場所、クリーム色の区域は調理後の食材を扱う場所と決められていて、行き来することを禁止しています。また、出来上がった料理を盛り付ける際は、専用のエプロンに着替えます。
(出しをとる)
(煮る)
(ルウを溶く)
(配缶専用エプロンを着用)
(配缶する)
(コンテナへ積み込む)
揚げ物・焼き物室
たくさんの揚げ物や焼き物の調理をするには、大型の機械を使います。食材の中心温度を確認し、十分に火が通っているか確かめてから、クラス用の食缶に数えて入れます。
(食材を加熱する)
(食材の中心温度を確認する)
(タレを作る)
和え物室
ゆでで冷却した野菜と調味料をあわせて和え、味と温度を確認してから盛り分けます。また、サラダや和え物をできるだけ冷たいまま提供するために、保冷剤で冷やしながらコンテナに積み込みます。
(和える)
(盛り分ける)
(コンテナに積み込む)
食物アレルギー専用調理室
食物アレルギーを持つ児童生徒に除去食や代替食を提供するため、専用の調理室で調理します。
(容器に名前を貼る)
(専用容器に入れる)
(コンテナに積み込む)
配送(コンテナ室)
午前中に食器用のコンテナの運搬とおかず用のコンテナの運搬を分けて、2回配送します。
(おかずを積み込む)
(トラックへ積み込む)
(配送する)
給食
(ごはんの日)
(パンの日)
(めんの日)
洗浄・乾燥・消毒
午後になると、各学校から給食を食べ終わった食器などが返ってきます。食べた量を確認したあと、残菜をディスポーザーという機械にかけ、細かく砕かれて絞られたものをたい肥としてリサイクルします。
(どのくらい食べたかな?)
(残菜を機械に投入)
(リサイクルされる生ごみ)
食缶、食器、コンテナはそれぞれ専用の洗浄機で洗浄します。洗ったものは、汚れが残っていないか確認し、クラスごと、学校ごとに数えて、消毒保管庫で乾燥・消毒します。
(食缶用洗浄機)
(食器用洗浄機)
(コンテナ洗浄機)
(箸・スプーンの洗浄)
(食器をクラスごとにセット)
(乾燥消毒する)
(箸やお玉・トングの乾燥)
(食器用コンテナ乾燥機)
(食缶用乾燥保管庫)
清掃・消毒
機械・台車・調理器具などの全てを洗浄し、水滴まできれいに拭きあげます。
床は水気を拭き取ったあと、消毒液をしみこませたモップで消毒します。
(汚れを洗い流す)
(床を清掃する)
(消毒する)
翌日の準備
次の日の調味料の在庫を確認し、海苔やふりかけ等がつく場合には、クラスごとに袋詰めをします。
(調味料の在庫確認)
(消耗品や薬品の補充)
(クラスごとに袋詰め)
燕市で製造された食器と作業台
燕市では、給食用食器やスプーンはもちろん、給食センターの作業台も地元で製造されたものを使用しています。
給食用スプーン
スタッキングできるカート
配膳台
- この記事に関するお問い合わせ先
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教育委員会 学校教育課 学校給食係
〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地
電話番号:0256-77-8212
更新日:2024年05月13日