2024年度燕市遺跡出土品展
今年度の燕市遺跡出土品展は終了しました。
燕市には、旧石器時代から近世までの遺跡が200以上あります。その遺跡を発掘調査すると、当時の人々が住んでいた建物跡や川跡などの遺構のほか、使っていた土器や石器、木製品などの遺物が出てきます。普段は見えないけれど、皆さんが生活する地面の下には、大切な祖先の歴史が埋まっているのです。
燕市遺跡出土品展では、市内の遺跡から出土した遺物を展示公開します。
290人の方々からご来場いただきありがとうございました!
今年度は、出土品に残された「痕跡」に注目して、その痕跡からよみとく土器のつくり方や文様の付け方、使い方、考えられる社会の4つのコーナーに分けて展示し、考古学がさらにおもしろく・楽しくなるような観察の視点を紹介しました。また、今年度に実施した石港遺跡と富永・吉栄地区、浦田遺跡の発掘調査の成果を出土品とともに速報でお伝えしました。
体験コーナーでは、オーブン粘土を使って土偶や土器、ハニワなど当時の人々が使っていた道具を使ってアイディアにあふれた作品をつくりました。参加された方々からは、「楽しかった」という声をいただきました。
2日間、展示説明会にも多くの方々にお越しいただき、大盛況でした!
展示の様子
展示の様子
解説会の様子
体験コーナーの様子
燕市遺跡出土品展「出土品観察ラボ-痕跡からよみとく-」
燕市の遺跡から出土した土器や石器をよ~く見てみよう。
土器の文様はどんな道具で描いているの?なぜ内側が真っ黒な土器があるの?この石はどうやって使ったのだろう?知ると考古学がおもしろくなる出土品の観察のポイントを紹介します。
期間中は、今年度実施した石港遺跡やその他の発掘調査成果を速報でお伝えする説明会を開催します。また、オーブン粘土で簡単に小さな土製品をつくれる「てづくりミニラボ」の体験コーナーといった楽しいイベントもあります。

令和6年度燕市遺跡出土品展ポスター
「てづくりミニラボ」の製作見本
とき
2025年3月1日(土曜日)、3月2日(日曜日)午前9時30分から午後5時
ところ
燕市中央公民館1階小会議室
会期中イベント
- 展示説明会:3月1日(土曜日)、3月2日(日曜日)午後2時から(20分程度)
- 体験コーナー:「てづくりミニラボ~オーブン粘土で小さな土製品をつくろう~」オーブン粘土を使って小さな土器や土偶、ハニワがつくれます。完成後は乾燥させて焼成してからのお渡し(約2週間後)になります。
参加費無料、事前申込不要
その他
中央公民館の市民教養講座フェスティバルと同時開催です。
- この記事に関するお問い合わせ先
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教育委員会 社会教育課 文化振興係
〒959-1262
新潟県燕市水道町1丁目3番28号
電話番号:0256-63-7002
更新日:2025年03月06日