登録有形文化財 今井家住宅
今井家住宅 文化財登録について
国の文化審議会は、2014年7月18日開催の文化財分科会の審議を経て、今井家住宅を登録有形文化財へ登録するよう文部科学大臣に答申しました。その後、今井家住宅(4件)は、2014年12月19日付けで文化財登録原簿へ登録されました。
今井家は吉田地域の大地主で、敷地内には江戸から昭和にかけて各時代の建造物が残されています。とくに「香林堂(こうりんどう)」と壁面に記された赤レンガ造りの西洋館は往来の人々の目を惹き、吉田地域の町のシンボルとなっています。
なお、通常は一般公開していません。

今井家住宅(4件)の概要
概要資料は下記リンクをご覧ください。
登録有形文化財 今井家住宅 (PDFファイル: 244.1KB)
登録番号 | 名称 | 建築年代 | 種別 | 基準 |
---|---|---|---|---|
第15-0394号 | 今井家住宅主屋 | 江戸後期 | 建築物・住宅 | 国土の歴史的景観に寄与するもの |
第15-0395号 | 今井家住宅西洋館 | 明治中期 | 建築物・住宅 | 再現することが容易でないもの |
第15-0396号 | 今井家住宅新座敷 | 明治中期 | 建築物・住宅 | 造形の規範となっているもの |
第15-0397号 | 旧今井銀行店舗 | 1920年 | 建築物・住宅 | 国土の歴史的景観に寄与するもの |
所在地
燕市吉田下町5324番他
特徴
吉田地域の旧家で、戦後は家庭薬事業などを手がけた今井家の住宅。主屋は敷地中央に位置し、豪壮な構えで通り沿いに雁木を通しています。西洋館は煉瓦造の外観のみならず、シャンデリアや花弁形の中心飾など内装にも明治期らしい重厚華麗さを漂わしています。外壁の「香林堂」の白文字は家庭薬会社の名で、1951年に書かれました。西洋館の南に建つ客用座敷の新座敷は旧家らしい格式を示しています。1920年から1932年まで営業した銀行の店舗は、1951年以降製薬会社の工場となり、内部は改変されています。

本町通りに面する今井家の構え(左手から西洋館、主屋、旧今井銀行)

今井家住宅主屋・大茶の間南側

今井家住宅西洋館 2階応接室

今井家住宅新座敷・上段の間西側

旧今井銀行店舗・外観正面東側
(写真提供:今井家)
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教育委員会 社会教育課 文化振興係
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電話番号:0256-63-7002
更新日:2021年03月26日