助成制度(開発補助金)の成果品【2019年度事業】
燕市の新商品開発助成事業(旧助成事業)、新連携支援助成事業(旧助成事業)ならびに新製品開発及び企業連携支援助成事業を活用して、市内の事業所が開発したものの一部についてご紹介いたします。 なお、掲載してあります成果品(商品等)のお問い合わせにつきましては、それぞれの事業所へ直接ご連絡ください。
簡単に使い方が覚えられるお箸の開発

日本人の7割の人が正式なお箸の持ち方が出来ないとの報告があります。今回の開発は、どのような形状のお箸が良いか、幼児発達支援の専門家と手作りお箸の職人と燕のUD(ユニバーサル・デザイン)スプーンメーカー3社で共同研究開発を進め、対の箸で固定箸と稼働箸と動きが全く異なっていることが再確認されました。
ポイントは、固定箸は動かないよう安定して持てる形状にし、さらに区別できるよう安定の濃茶系にしました。稼働箸は、回転が伴うので正8角形の形状で、軽快に動くイメージの明るい朱色にしました。
- (注意)固定箸:親指と薬指で挟み、固定された状態で使用する箸(写真の茶色の箸)
- (注意)稼働箸:親指、人差し指、中指で挟み、動かして使用する箸(写真の朱色の箸)
お問い合わせ先
事業所:株式会社青芳(電話:0256-63-3442)
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魚の鱗が飛び散らない鱗取



今回の補助事業では、家庭・飲食店・専門事業所で魚をおろす際に魚の鱗が飛散らず、且つ身も傷つけず、素早く簡単に鱗を取ることが出来る鱗取の開発を行いました。
従来のタイプでも鱗は取れますが非常に飛散り、時間と手間が掛かっていました。また、取れた鱗が散乱して雑菌等をまき散らす結果にもなっていました。
そのような事を無くする『鱗取革命』の商品が出来ました。
お問い合わせ先
事業所:有限会社片力商事(電話:0256-63-9551)
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越後燕天神講に新たな風を!菅原道真公チョコレートの新発売計画に伴う、テフロン製チョコレート型の開発


燕の歴史ある伝統行事・天神講の課題を、「若年層の粉菓子、生菓子離れ」と捉え、次世代へと伝えていくためにチョコレートを原料とした天神講菓子の販売を目指しました。
それに伴い必要となるプラスチック製のオリジナルチョコレート型を、燕市の企業協力の元、従来では成しえなかった少ロットで製作することができました。
また、天神講の時期である2月には、チョコレートの販売も実現しました。
お問い合わせ先
事業所:有限会社白根屋(電話:0256-62-2635)
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新規ブランド「U+RooLee(ユルーリー)」におけるアイテム開発


ブランド「U+RooLee」のコンセプトは現代の超スピード社会から一時的に離れスローライフの良さを感じられる緩やかな時間の流れ(時感づくり)や穏やかな空間を提供しお客様の心豊かな生活に寄与する事です。
ブランドアイテム「Fe5.0」は5ミリメートルの圧延鋼板で成型された圧倒的な蓄熱性を持つ調理器具です。余熱が必要であったり重かったりと取扱いに手間が掛かりますが一般家庭では出せないプロの味を作り出す事ができ手間以上の価値があります。
お問い合わせ先
事業所:株式会社シンドー(電話:0256-63-2566)
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パイプスクレーパーの開発


使用例【before】

使用例【after】
パイプ専用(単管パイプなど)のスクレーパーの開発を行いました。
円柱状の対象物の付着物を剥離・ケレンする際に従来のスクレーパーでは直線の刃のため、刃先が点であたり作業製が悪かったのですが、本事業開発品は刃先が曲線のため、刃先が面であたり作業製が格段に向上しました。弊社独自の製造法の確立によりこの形状であっても総焼き入れ製の刃物を実現しました。
意匠登録済みです。
お問い合わせ先
事業所:株式会社富田刃物(電話:0256-63-2221)
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お墓の花立



本事業では自社技術の製品化を命題に、銅、ステンレスの絞り加工会社としての自社の強み、経験、ノウハウを生かし、やわらかな曲線で斬新なデザイン、今までありそうでなかった口元のラインを実現しました。
ただの花立でなく(花がなくても)人々をやさしく包み込むような、お墓参りが楽しみになる、素敵な製品が出来ました。
今の時代に合った、それでいて落ち着きのある佇まいが、大切な想いを心地よく包み込みます。
お問い合わせ先
事業所:株式会社橋本金属(電話:0256-92-5392)
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メタルケース「FOR」BOXタイプの開発



本事業では、これまで培った技術を応用し、新たな顧客獲得や新たな市場への拡大のためにこれまでの「FOR」の形状とは全く違う形での商品開発を行いました。
具体的には、これまで武田金型製作所と共同で開発してきた「マジックメタル」のワイヤーカット技術を応用し、BOXタイプでより小型のマジックメタルと立方体のアクセサリータイプの製品を開発しました。
今後、小型のマジックメタルについては浮き出る文字やイラストなどの幅広いデザインで、アクセサリータイプはネックレスやピアスなどの展開を行っていきます。
お問い合わせ先
事業所:株式会社MGNET(電話:0256-46-8720)
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人間工学と行動心理学に基づく「食べるスープ専用スプーン」の開発
人間工学の専門家、行動観察のエキスパートとチームを組み、人の心にフォーカスした「食べる(具沢山)スープを美味しくするスプーン」を開発しました。スープを食べる姿の観察を繰り返し、「使いやすさとは何か?」をとことん追求し、使用者が意識していない潜在ニーズ・課題を洗い出し、自然な動作で気持ちよく使うことができるベストな形をスプーンにしました。食べるスープをもっと美味しく、身体にも心にも優しいスプーンの誕生です。
お問い合わせ先
事業所:山崎金属工業株式会社(電話:0256-64-3141)
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- この記事に関するお問い合わせ先
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産業振興部 商工振興課 新産業推進係
〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地
電話番号:0256-77-8232
更新日:2023年12月08日