燕市総合文化センターESCO事業
市では、「燕市総合文化センター」において、新たな財政負担がなく、省エネルギー改修ができ、光熱水費の削減と二酸化炭素排出量の削減に効果があるにESCO(注釈1)事業を導入しています。
この事業は、県央地域の公共施設では初めて導入されたものであり、市とESCO事業者との間で、省エネルギー改修工事などについて事業契約を締結し、2013年度から運用を開始しています。
(注釈1)ESCO(エスコ)とは…Energry Service Companyの略です。
1.事業内容
- 事業名称 燕市総合文化センターESCO事業
- 事業方式 シェアード・セイビングス方式
- ESCO事業者 菱機工業株式会社 新潟支店、三菱UFJリース株式会社
- 契約金額 総支払額 99,217,260円(消費税込み)
- ESCOサービス契約期間 2013年4月~2026年3月(13年間)
2.省エネ効果
区分 | 削減量 | 改修前使用量 | 改修後使用量 |
---|---|---|---|
電気 | 電気使用量 1年あたり62,621キロワットアワー |
改修前 1年あたり343,225キロワットアワー |
改修後 1年あたり280,604キロワットアワー |
ガス | ガス使用量 1年あたり22,372立方メートル |
改修前 1年あたり65,171立方メートル |
改修後 1年あたり42,799立方メートル |
二酸化炭素排出削減量 1年あたり257.2トン
改修したことで毎年257.2トンの二酸化炭素の排出量を削減することができます。
これは、樹齢50年杉約18,400本が一年間に吸収・貯蔵する量に相当します。
3.採用した省エネルギー手法
GHP(注釈2)による暖房ヒートポンプ化
冷房時の主燃料をガスに代え、従来のシステムに比べ、少ない消費電力で施設内の冷暖房を行えるようになりました。


(注釈2)GHP(ガスヒートポンプ)とは…
高効率のガスエンジンを使って、冷暖房を行う空調システムです。
消費電力が少なく、節電対策の一つとして推奨されています。
空調の個別分散化
冷暖房設備が中央一括管理のため、使用しない部屋も冷暖房を行っていましたが、部屋ごとに冷暖房を運転できるようになりました。


外気導入量の最適化
燕市文化会館大ホール内にCO2センサーを設置し、外気導入量を抑制できるようになりました。

点灯時間の長い誘導灯のLED化
常時点灯している誘導灯を少ない消費電力で明るさを保つLED照明に取り換えました。

- この記事に関するお問い合わせ先
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市民生活部 生活環境課 環境政策係
〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地
電話番号:0256-77-8167
更新日:2021年03月01日