はじめよう身近な地球温暖化対策

更新日:2021年03月01日

地球の大気中に含まれる二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)などの温室効果ガスは、太陽によって暖められた地球の地表から逃げていく熱を遮ることで地表を暖かく保つ働きをしています。
しかし、これらのガスが増えると大気中で遮られる熱が増加し、地表の温度が上昇してしまいます。これが地球温暖化現象です。

地球が温暖化すると洪水や干ばつなどの自然災害が増えたり、海面が上昇し、砂浜や低地の水没、気温の上昇に適応できない動植物の死滅、乾燥化などによる穀物生産量の減少といった深刻な影響を及ぼすと予想されています。

二酸化炭素は、私たちが生活するために石油や石炭などの化石燃料を消費(燃焼)することによって大気中に排出されます。
地球温暖化を防止するためには、私たちの生活を見直し、二酸化炭素の排出量を減らすことが必要なのです。

家庭でできる10の取り組み

私たちの生活を見直し、二酸化炭素の排出を減らすためにはどうすればいいのでしょうか。まず、下に挙げた10の取り組みのうち、できるものから始めてみましょう。

  1. 冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する
    カーテンを利用して太陽光の入射を調整したり、着る物を工夫すると冷暖房機に頼らないで過ごせます。冷暖房を入れる時期を少し待ってみるのもよいでしょう。
    • 年間約31キログラムのCO2の削減
    • 年間で約2,000円の節約
  2. 週2日往復8キロメートルの車の運転をやめる
    通勤や買い物の際にバスや鉄道、自転車を利用しましょう。
    歩いたり自転車を使う方が健康にもいいですよ。
    • 年間約185キログラムのCO2の削減
    • 年間で約8,000円の節約
  3. 1日5分間のアイドリングストップを行う
    駐車や長時間停車するときは車のエンジンを切りましょう。
    大気汚染物質の排出削減にも寄与します。
    • 年間約39キログラムのCO2の削減
    • 年間で約2,000円の節約
  4. 待機電力を90%削減する
    主電源を切りましょう。長時間使わないときはコンセントを抜きましょう。
    また、家電製品の買い換えの際には待機電力の少ない物を選ぶようにしましょう。
    • 年間約87キログラムのCO2の削減
    • 年間で約6,000円の節約
  5. シャワーを1日1分家族全員が減らす
    身体を洗っている間、お湯を流しっぱなしにしないようにしましょう。
    • 年間約65キログラムのCO2の削減
    • 年間で約4,000円の節約
  6. 風呂の残り湯を洗濯に使いまわす
    洗濯や庭の水やりのほか、トイレの水に使っている人もいます。
    残り湯利用のために市販されているポンプを使うと便利です。
    • 年間約17キログラムのCO2の削減
    • 年間で約5,000円の節約
  7. ジャーの保温を止める
    ポットやジャーの保温は利用時間が長いため、多くの電気を消費します。
    ごはんは電子レンジで温めなおす方が電力の消費は少なくなります。
    • 年間約31キログラムのCO2の削減
    • 年間で約2,000円の節約
  8. 家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明の利用を2割減らす
    家族が別々の部屋で過ごすと、暖房も照明も余計に必要になります。
    • 年間約240キログラムのCO2の削減
    • 年間で約11,000円の節約
  9. 買い物袋を持ち歩き、省包装の野菜を選ぶ
    トレーやラップは家に帰れば、すぐごみになります。
    買い物袋を持ち歩けばレジ袋を減らせます。
    • 年間約58キログラムのCO2の削減
  10. テレビ番組を選び、1日1時間テレビ利用を減らす
    見たい番組だけを選んでみるようにしましょう。
    • 年間約13キログラムのCO2の削減
    • 年間で約1,000円の節約

出典

財団法人日本環境協会 全国地球温暖化防止活動推進センター「身近な地球温暖化対策」

この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 生活環境課 環境政策係

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