つばめ食育だより令和7年6月19日号
熱中症を予防するには
熱中症は命に関わる重大な健康リスクとして、国全体で予防と対策の強化が呼びかけられています。熱中症による健康被害を未然に防ぐため、適切な熱中症対策を学び、まわりの人と声を掛け合って予防していきましょう。

屋内での熱中症に注意
熱中症は屋外で発症するイメージが強いですが、令和6年度燕・弥彦管内で熱中症関連で搬送された57名のうち、「屋内」で発症した方は39名(全体の68%)でした。
【なぜ室内熱中症は発生する?】
- 高温多湿
湿度が高いと体温が下がりづらくなります。
室温28℃以下、湿度70%以下を目安にしましょう。 - 換気不足
換気不足だと熱がこもりやすくなります。
風通しの確保が大切です。 - 直射日光
窓から入る日光は部屋の温度を高くします。
遮光カーテンやブラインドで対策を
【39名のうち「エアコン使用なし」は29名でした】
エアコン等電子機器の使用が、熱中症予防に効果的ということがわかります。
- 少しでも節電するために
定期的なフィルター清掃、タイマー・エコモードの活用、扇風機併用で空気循環
「おやすみ処涼館(りょうかん)」も是非ご活用ください。 - 本格的な夏が来る前に
早めのエアコンの試運転をお勧めします。
水分補給が大切
熱中症の予防をするには「こまめな水分補給」が大切です。のどの渇きを感じる前に飲むのがポイントです。
- 1日どのくらい飲むといい?
→150ミリリットルかける8回=1日1.2リットル
→時間を決めて飲むこともオススメ♪ - いつのタイミングで飲むといい?
→起床時、食事時、活動時、入浴前後、寝る前など
→コーヒーやアルコールは利尿作用があるため、水やお茶での水分補給をおすすめします。
食事の中で水分補給
- 汁物
夏場の食事に汁物(お味噌汁、スープなど)をつけると効率的に水分摂取できます。適度な塩分が脱水症状・熱中症予防につながります。
~酸味でさっぱり中華スープ~
沸騰した鍋にトマト、溶き卵をいれ、鶏がらスープの素で味を調えたら完成
水150ミリリットルあたり、鶏がらスープの素小さじ1杯(約2.5グラム)が適塩! -
夏野菜と果物
きゅうりやトマト、スイカやメロンは多くの水分が含まれています。カリウムも豊富で、体内の水分バランスを保ってくれます。
~凍らすだけ簡単、フローズンキウイを紹介~
皮ごと凍らせ、食べる時は半分に切ってスプーンで!
冷凍保存期間は約3週間、通常より長期保存可能です。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
健康福祉部 健康づくり課 保健センター
〒959-0242
新潟県燕市吉田大保町25番15号
電話番号:0256-93-5461
更新日:2025年06月19日