「燕市こころの健康スワロー運動」を広めています

更新日:2021年03月22日

スワロー運動ロゴスワロー運動ロゴ2

燕市こころの健康スワロー運動とは、燕市のみなさんのこころの健康づくりを推進する運動です。

こころの健康づくりに必要なことはたくさんありますが、特に大切な3つの要素、(睡眠)、(話・輪)、ロー(老若男女、つながろー)を取り入れています。

燕市こころの健康スワロー運動を広めることで、こころの健康づくりを応援します。

「眠る・(人と)話す・(人と)つながる」がこころの健康に大切なワケ

こころの健康は、生き生きと自分らしく生きるために重要です。

眠ろう

眠っているスワロー君質の良い睡眠は、こころとからだの疲れを取り除いてくれます。

気持ちよく、すっきり目覚めていますか?

働き方改革においても、よい眠りは重要です。

話そう

喋っているスワロー君普段、何気ない会話を楽しんでいますか?

あなたが話したいときに聴いてくれる人はいますか?

話すこと、話を聴いてもらうことは、人を癒すといわれています。

つながろう

友達と一緒にいるスワロー君安心して小さな困りごとや心配ごとを話せて解決できる場所、人とのつながりはこころを安心させてくれます。

 

  • 燕市では、皆さんのこころの健康づくりを推進するため「燕市自殺対策計画」を策定しました。行政と地域や職場等が協働し、こころの健康を推進していきます。燕市自殺対策計画のページはこちら

スワロー運動~働きざかり世代のこころの健康づくり編~

スワロー運動1「眠ろう」

燕市の特定健診等の「標準的な質問票」では、働きざかり世代の3~4人に1人は、睡眠で休養が取れていないと感じています。

あなたの"眠り"はどうですか?

過去1か月以内に週3回以上経験したものをチェックしてみましょう。
(1)寝つきは良いですか?(布団に入ってから眠るまでに要する時間)
0:いつも寝つきはよい 1:少し時間がかかった 2:かなり時間がかかった 3:非常に時間がかかった、または全く眠れなかった
(2)夜間、睡眠途中に目が覚めて困ることはありますか?
0:問題になるほどではなかった 1:少し困った 2:かなり困っている 3:深刻な状態か、全く眠れなかった
(3)希望する起床時間より早く目覚め、それ以上眠れないことは?
0:なかった 1:少し早かった 2:かなり早かった 3:非常に早かったか、全く眠れなかった
(4)総睡眠時間は?
0:十分である 1:少し足りない 2:かなり足りない 3:全く足りないか、全く眠れなかった
(5)全体的な睡眠の質は?
0:満足 1:少し不満 2:かなり不満

3:非常に不満か、全く眠れなかった

(6)日中の気分は?
0:いつも通り 1:少しめいった 2:かなりめいった 3:非常にめいった
(7)日中の活動は?
0:いつも通り 1:少し低下 2:かなり低下 3:非常に低下
(8)日中の眠気は?
0:全くない 1:少しある 2:かなりある 3:激しい
  • 点数の計算方法

0:0点、1:1点、2:2点、3:3点とし、(1)~(8)の合計点を計算してください。

  • チェックした数字の合計

4点未満:問題ありません、4~5点:不眠症の疑いが少しあります、6点以上:不眠症の疑い

手を挙げているスワロー君眠れない、熟眠感がない原因は様々です。

寝つけない、熟眠感がない、十分眠っても日中の眠気が強いことが続くなど、日常生活に影響があると感じたときは、早めに医師、歯科医師、保健師、薬剤師など身近な専門家に相談することが大切です。

働きざかり世代の疲労回復・能率アップには、毎日の十分な睡眠が大切です

睡眠不足が続いてしまうと、こんな影響が出てきます。

  • 日中の眠気が増し、仕事の能率が低下する
  • 疲労の回復に時間がかかる
  • 生活習慣病のリスクが高まる
睡眠不足を解消して、疲労回復・能率アップ!!~良い睡眠をとるために、やってみませんか~
1 6~8時間を目安に眠ろう(寝不足も寝すぎもNG)
2 朝日を浴びて「体内時計」をリセット(睡眠を促すホルモン分泌の調整)
3 午後の短い昼寝で眠気を解消し能率改善
4 十分な睡眠をとれない場合はその前後で睡眠時間を増やす
5 生活に適度な運動を取り入れよう
6 夕食は就寝2~3時間前に食べ終わろう
7 就寝前の寝酒やカフェイン摂取を控える
8 目覚まし作用のあるスマホやパソコンは夜に使わない

(参考:健康づくりのための睡眠指針2014)

スワロー運動2「話そう」

家庭や地域、職場で、「人と話す」ことを大切にしていますか?

こころの健康を保つためには「こまめに誰かと話すこと」が大切です

喋っているスワロー君ちょっとしたことを話すことで気持ちがすっきりした経験や、誰かにちょっと声をかけられたことで何か元気になった経験はありませんか?

アメリカの臨床心理士のカール・ロジャースは「人は話すことによって癒される」と述べています。

「ありがとう」「助かったよ」「いつもがんばっているね」などの前向きな声掛けや思いやりは、あたたかい家庭、支えあう地域や職場環境につながります。

普段から、身近な人とのコミュニケーションを大切にし、自分の気持ちを誰かと分かち合ってみたり、気になる人にあたたかく声をかけてみましょう。

例えばこんな風に

会話例のイラスト

  • 家庭で

「今日体育があったよ」、「そうなの。どんなことしたの?」と、家族で今日の出来事について会話する

  • 地域で

「この頃、元気がないようだけど、どうしたの?」と、様子が気になる近所の人に声をかけてみる

  • 職場で 

「今日はお客さんがとても喜んでくれて良かったよ」、「それはうれしいですね」と、うまくいったことを同僚と分かち合う

 

スワロー運動3「つながろう」

友達と一緒にいるスワロー君人生のあらゆる場面において、常に人は人と助け合い、人と人とのつながりの中で生きています。

人とのつながりって何でしょう?

「人とのつながり」は、自分のことを気にかけてくれる人がいることで、安心感にもつながります。

ほっとできる、居心地良い場所としての「居場所」の存在

例:家庭、地域、職場、お店、趣味の会など

悩みを相談できるなど「他者とのつながり」の状態

例:家族・親族、友人、職場の人、地域の人など

あなたは誰とのつながりを想像しますか?

緊密なつながり

家族や親友など、身近な人からは、大きなサポートを得られます。

ゆるいつながり

「人付き合いにはゆるさも大事」という考え方があります。職場でちょっとした会話をするだけの人や昔の友達などは、自分とは異なる環境に身を置いているため、自分が普段あまり触れることのない情報をもたらしてくれることがあります。

  • 最近の研究では「社会とのつながりが豊かなこと」が長寿に強く影響することもわかっています。人とのつながりは、世代や家族の状況などによって変化していきますが、自分のつながりを理解して、「もっとこんなつながりを持ってみたい」と関心を持てるようになれば、そこからどんどん広がっていくことでしょう。

こころの健康を保つために、もうひとつ

こころの健康を保つには、生きる力を弱めることよりも生きる力を強めることが上回っていることが大切です。

生きる力を強めることと弱めることの例
生きる力を強めることの例 生きる力を弱めることの例

将来の夢

家族や友人との信頼関係

やりがいのある仕事や趣味

経済的な安定

問題対処能力

健康

信仰

社会や地域に対する信頼感

楽しかった過去の思い出

自己肯定感など

将来への不安や絶望

失業や不安定雇用

過重労働

借金や貧困

家族や周囲からの虐待、いじめ

病気や介護疲れ

社会や地域に対する不信感

孤独

役割喪失感など

こころの健康をチェックしましょう

過去30日間に、どれくらいの頻度で次のことがありましたか?
(1)神経過敏(ちょっとした事も気になる)に感じましたか?
0:全くない 1:少しだけ 2:ときどき 3:たいてい 4:いつも
(2)絶望的だと感じましたか?
0:全くない 1:少しだけ 2:ときどき 3:たいてい 4:いつも
(3)そわそわ、落ち着かなく感じましたか?
0:全くない 1:少しだけ 2:ときどき 3:たいてい 4:いつも
(4)気分が沈み込んで、何が起こっても気が晴れないように感じましたか?
0:全くない 1:少しだけ 2:ときどき 3:たいてい 4:いつも
(5)何をするのも骨折りだと感じましたか?
0:全くない 1:少しだけ 2:ときどき 3:たいてい 4:いつも
(6)自分は価値のない人間だと感じましたか?
0:全くない 1:少しだけ 2:ときどき 3:たいてい 4:いつも
  • 点数の計算方法

0:0点、1:1点、2:2点、3:3点、4:4点とし、(1)~(6)の合計点を計算してください。 

  • チェックした数字の合計が、9点以上の場合はこころの疲れに要注意
  • 合計点が9点以上で「食欲がない」「眠れない」「気持ちの落ち込みが続く」などの人は、早めにご相談を

こころの病気には、誰もがかかりうる可能性があります

燕市で平成29年度に実施した職域におけるこころの健康に関するアンケートでは、約5割の人が、「悩みを抱えたときやストレスを感じたときに誰かに相談したり助けを求めることにためらいを感じる」と答えています。

にこっち悩みを相談するのは難しいかもしれません。でも、悲しいことやつらいことを自分の心の中だけに押し込めようとすると、苦しくなってきます。ちょっとだけ勇気を出して相談してみませんか。

燕市こころの健康スワロー運動のパンフレット

パンフレットはこちらからダウンロードできます。

「燕市こころの健康スワロー運動」パンフレット(PDFファイル:1.5MB)

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課 保健センター

〒959-0242
新潟県燕市吉田大保町25番15号

電話番号:0256-93-5461

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