食育だより2014年12月19日号 次世代に伝えたい味

更新日:2021年03月01日

 毎月19日は食育の日です。
みなさんは新潟県、または燕市の郷土料理をいくつ知っていますか?
雪深い新潟では先人たちが雪国ならではの知恵と工夫をこらし、他の地域では見られない食材や独特の味付け、特別な調理法で長い歳月をかけて伝えてきた大切な食文化です。 これらの食文化を知って、味わって、体験して、次の世代に継承していきたいものです。

先人の知恵と工夫が詰まった 次世代に伝えたい味

 郷土料理は、各地域の産物を上手に活用して、風土に合った料理として作られ、食べられてきました。 そして歴史や文化、あるいは食生活とともに受け継がれています。新潟県は四季の変化に富み、雪にはぐくまれた水と緑にあふれる風土です。この自然の恵みの中で採れた農作物を使い、地域の味として古くから守り作られてきた郷土料理を、これからも絶やすことなく受け継ぎ、さらに次世代へ引き継いでいきたいものです。

郷土料理 「煮菜」

越後の冬は、畑がすっかり雪に覆われてしまうので、青菜は塩漬けにして保存し、煮菜や菜飯としていただいていました。

食育だより平成26年12月号掲載の煮菜の写真
  • 材料
    • A(たい菜塩漬または野沢菜漬800グラム・煮干し5~8本・水2.4~3リットル)
    • B(打ち豆30~50グラム・酒粕100グラム)
    • C(みそ100グラム・酒1/3カップ・赤唐辛子3本)
  • 作り方
    1. たい菜は塩出しをして、4センチメートルくらいに切る。赤唐辛子は小口切りにする。
    2. Aを15分くらい煮て、ところどころにBを入れる。
    3. たい菜がやわらかくなったら、Cを入れ、赤唐辛子を入れる。

(酒粕はたんぱく質、食物繊維、 ビタミンB群が豊富に含まれ、 アミノ酸など、うまみの宝庫です。)

おせち料理 「だて巻」

お正月にいただくおせちの定番料理ですが、ご家庭でも作ってみませんか。

お皿に盛り付けられただて巻きのアップの写真
  • 材料(5人分)
    • A<卵4個・はんぺん40グラム(熱湯をかける)>
    • B<さとう大さじ3.5・みりん大さじ1・塩小さじ1/7>
  • 作り方
    1. Aをフードプロセッサーにかけ、Bを入れてさらに混ぜる。
    2. 卵焼き器を熱して、油をうすくしいて1.を入れ、ふたをしてごく弱火で7~8分焼き色を見て火を止めて2分おく。
    3. 返してふたをして1分焼く。
    4. 鬼すだれに巻いて輪ゴムでとめる。冷めてから切り分ける。

参考 「だて巻のオーブン焼き」

  • 材料(5人分)
    • 卵4個・はんぺん1枚(100グラム、熱湯をかける)・みりん、さとう、だし汁各大さじ2・しょうゆ小さじ1/2
  • 作り方
    1. 全部をミキサーにかける。
    2. 予熱したオーブンで200度15~20分焼く。(色がつかない場合は220度で3分焼く)

3品のレシピ提供:燕市在住料理講師 神保ヨウ先生

問い合わせ先

燕市吉田保健センター 電話0256-93-5461

関連資料

戻るリンク

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 健康づくり課 保健センター

〒959-0242
新潟県燕市吉田大保町25番15号

電話番号:0256-93-5461

メールフォームによるお問い合わせ