成人・高齢者の予防接種
予防接種にあたっての注意事項
予防接種を受ける際には、医師とよく相談し効果や副反応などについて理解したうえで、接種をご検討下さい。
接種を受ける際は、次に項目をよく読み、体調の良いときに受けるようにしましょう。
次に該当する人は、予防接種を避けて下さい。
- 当日の体温が37度5分以上ある人
- 急性の病気にかかり体の具合の悪い人
- ワクチンの成分によってアナフィラキシーショックを起こしたことがある人
- 上記に掲げる人以外に、予防接種を行うことが不適当な状態にある人
次に該当する人は、受けられるかどうかを医師によく相談してください。
- 心臓血管系、腎臓、肝臓、血液疾患、発育障害などの基礎疾患がある人
- 予防接種を受けて、2日以内に発熱したり、全身性発しん等のアレルギーを疑う症状が起きたことがある人
- 過去にけいれんを起こしたことがある人
- 過去に免疫不全の診断をされている人及び近親者に先天性免疫不全の人がいる人
- 間質性肺炎、気管支ぜんそく等の呼吸器疾患がある人
- ワクチンの成分に対し、アレルギーを起こす恐れのある人
予防接種後の注意
- 接種後に、ショック症状を起こすことがあります。
- 接種部位は清潔にして、激しい運動は避けましょう。
- 入浴してもかまいませんが、注射した部位を強くこすらないようにしましょう。
- 予防接種後1か月間は、抜歯や緊急性のない手術は原則として避けましょう。
- まれに接種直後から数日中に、発疹、じんましん、かゆみ等が現れることがあります。また、発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、注射部位の発赤、はれ、痛み等の症状が現れることもあります。通常2~3日くらいで消失します。高熱、その他の異常な症状のある場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
高齢者の肺炎球菌予防接種について
肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は主に気道の分泌物に含まれ、だ液などを通じて飛沫感染します。日本人の3~5%の高齢者では鼻やのどの奥にいるとされています。これらの菌がきっかけで気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
肺炎球菌の型は90種類以上あり、この定期接種で使用される「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、そのうち23種類の肺炎球菌に効果があり、肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぐための予防接種です。
(注意)このワクチンですべての肺炎を予防できるものではありません。
65歳以上の方などを対象に、接種費用の一部を助成しています。
対象者(2024年4月1日から変更になりました)
1.満65歳の方(65歳の誕生日から66歳の誕生日の前日まで)
対象となる方には、65歳の誕生日月の月末に予診票と接種券を送付します。
2.満60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障がいを有する人で身体障害者手帳1級相当の人
対象となる方にはご案内を送付します。予診票と接種券は、接種を予約した医療機関でお受け取りください。
(注意)過去に23価ワクチンを受けたことのある方は、定期接種の対象外です
自己負担金
4,700円
(注意)対象者で生活保護を受けている人は無料。医療機関の窓口で「被保護者証明書」を提出してください。
助成回数
一人につき1回
実施医療機関
下記の燕市高齢者の予防接種実施医療機関で実施します。
市外の医療機関で実施する場合には直接お問い合わせください。
新潟県外での実施に関しては助成の対象とはなりません。
燕市高齢者の予防接種実施医療機関一覧表 (PDFファイル: 134.0KB)
接種方法
- 対象者にご案内、説明書が届きます。
- 医療機関で予約をしてください。
- 医療機関で予診票、接種券を受け取りご記入ください。
- 医療機関で接種を受け、4,700円をお支払いください。市役所でのお手続きは不要です。
(注意)予防接種を受ける前には送付された説明書をよくご覧いただき、効果や副反応についてご理解いただいたうえで、接種をご検討下さい。
高齢者インフルエンザ予防接種について
予防接種法に基づき65歳以上の人を対象に、インフルエンザ予防接種の費用助成を行います。接種を受ける法律上の義務はなく、自らの意思で接種を希望する人に行うものです。接種を希望する人は、かかりつけの医療機関にご相談ください。
65歳以上の方などを対象に、接種費用の一部を助成しています。
対象者
- 満65歳以上の方
- 満60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障がいを有する人で身体障害者手帳1級相当の人(対象となる方にはご案内を送付します)
接種期間
2024年10月1日から2025年3月31日まで
(注意)医療機関によって接種予約の方法が異なります。医療機関へ直接ご確認ください。
自己負担金
1,650円
(注意)対象者で生活保護を受けている人は無料。医療機関の窓口で「被保護者証明書」を提出してください。
助成回数
一人につき年1回
実施医療機関
下記の燕市高齢者予防接種実施医療機関で実施します。
市外の医療機関で実施する場合には直接お問い合わせください。
新潟県外での実施に関しては助成の対象とはなりません。
燕市高齢者の予防接種実施医療機関一覧表 (PDFファイル: 134.0KB)
(注意)予防接種を受ける前には、医師からの説明をお聞きになり、効果や副反応についてご理解いただいたうえで、接種をご検討下さい。
風しん症候群の予防を目的に、接種費用の一部を助成しています。
風疹に対する十分な免疫を持たない女性が、妊娠中(特に初期)に感染すると、赤ちゃんが難聴、白内障、心臓病、精神や身体の発達の遅れなどの障がいを伴う「先天性風しん症候群」という病気にかかる恐れがあります。妊娠を希望する女性が妊娠前に十分な免疫を持つことが重要です。また、妊婦の周囲にいる夫(パートナー)や家族なども風しんを妊婦にうつさないよう予防をすることも大切です。
対象者
燕市に住民登録があり、(1)及び(2)の条件に該当する人が対象となります。
(1)妊娠を希望する女性
(2)以下の3つの条件すべてに該当する人
- 燕市に住所を有し、風しん抗体検査で抗体価が低い又は陰性と判定された人
(注意:抗体価が低い…HI法16倍以下又は、EIA法8.0未満) - 過去に風しんの診断を受けていない人、風しん予防接種を2回以上受けていない人
- 過去に燕市の大人の風しん予防接種の一部助成を受けて風しん予防接種又は、麻しん風しん混合予防接種を受けていない人
燕市風しん予防接種費用助成事業の対象者かどうかの確認は、下記の燕市風しん予防接種費用助成対象者確認フローシートを参考にしてください。
燕市風しん予防接種費用助成対象者確認フローシート (PDFファイル: 321.3KB)
自己負担額
ワクチン種類 | 接種料金 | 助成額 | 自己負担額 (医療機関でお支払いいただく金額) |
---|---|---|---|
麻しん風しん混合ワクチン | 9,000円 | 6,000円 | 3,000円 |
風しんワクチン | 6,000円 | 4,000円 | 2,000円 |
(注意)いずれかのワクチンの1回分の費用が助成されます。
助成期間
2024年4月1日から2025年3月31日まで
接種方法
接種を希望する人は、燕市大人の風しん予防接種実施医療機関へご予約ください。
- 接種時には、風しん抗体検査結果を持参して下さい。
- 接種時には、医療機関に備え付けの予診票に必要事項をご記入ください。
- 接種時に、自己負担額を医療機関へお支払いください。
(注意)実施協力医療機関以外での接種は助成の対象となりませんのでご注意ください。
燕市大人の風しん予防接種実施医療機関一覧 (PDFファイル: 107.9KB)
注意事項
- 妊娠している女性は接種できません。
- 女性が接種した場合は、接種後2か月は妊娠を避けてください。
- 申込手続き後、妊娠していることが分かった方は、接種しないでください。
- この予防接種は任意の予防接種です。燕市が加入している予防接種事故賠償補償保険及び医薬品医療機器総合機構法に基づく副作用救済給付が適用される場合があります。
- この予防接種は、強制するものではありません。あくまで接種を希望する方に対して助成するものです。
副反応について
予防接種を受けた後に副反応があらわれることがあります。主な副反応として、発熱、発疹、注射部位発赤、注射部位腫脹等があります。また、重大な副反応としては、ショック・アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管浮腫等)(0.1%未満)、血小板減少性紫斑病(0.1%未満)、急性散在脳脊髄炎(ADEM)(頻度不明)等があります。
副反応についての詳細は接種する実施協力医療機関の医師にお聞きください。
風しん抗体検査については新潟県が助成事業を行っています。詳細は県のホームページをご覧ください。
無料クーポン券を使用できるのは、2025年2月28日までです。
2018年7月以降、大都市を中心に風しんの患者数が増加したこと等を受け、2019年度から無料で風しん抗体検査、予防接種が実施されています。
対象者はこれまでに公的制度に基づく風しん予防接種を受ける機会が一度もなかったため他の世代や同世代の女性と比較して抗体保有率が低いことから対象となっています。
風しんの抗体検査と予防接種は、対象の方の健康のためだけでなく、家族や周囲の人などへの感染予防になります。また、特にこれから妊娠の可能性のある女性への感染予防は胎児の健康への影響リスクを減らすためにもとても大切です。
対象者
2019年度から2024年度までの6年間の期間限定で、昭和37(1962)年4月2日~昭和54(1979)年4月1日生まれの男性は、抗体検査を無料で受けることができます。抗体検査の結果、十分な量の抗体がないと判定された人は、定期接種として公費(無料)でワクチンの接種ができます。
(注意) 2019年度~2023年度にクーポン券を使用して抗体検査・予防接種を受けた方は対象にはなりません。
クーポン券の発行
クーポン券は、対象者に2022年4月中旬に送付いたしました。
(注意)2022年4月以降に燕市へ転入された方の、前の市町村から発行されたクーポン券はご使用にはなれません。ご使用可能なクーポン券を発行しますので健康づくり課へご連絡ください。
実施期間
2019年4月1日から2025年2月28日まで
助成回数・費用
1人1回・無料
実施方法
- 風しん抗体検査と予防接種が受けられるクーポン券が住民票のある住所宛に送付されています(2022年4月)。
- 風しん抗体検査実施期間に予約をしたうえで、クーポン券と本人確認書類(免許証・保険証・マイナンバーカードなど)を持参し、抗体検査を受けます。
- 風しんの抗体検査結果が届きます。また、医療機関に結果を受け取りに行く場合もあります。
- 風しんの抗体検査の結果、十分な量の抗体がない(定期接種の対象となる風しん抗体検査の基準を満たす)方は風しん第5期の予防接種(麻しん風しん混合ワクチン)の対象となります。
- 風しんの予防接種の対象となった場合は、予防接種実施医療機関に予約したうえで、クーポン券と抗体検査結果通知と本人確認書類(免許証・保険証・マイナンバーなど)を持参し、予防接種を受けます。
定期接種の対象となる風しん抗体価 (PDFファイル: 248.0KB)
成人風しん抗体検査・予防接種までの流れ (PDFファイル: 1.2MB)
実施場所
抗体検査
・本事業に参加している全国の医療機関
・健康診断・事業所健診
予防接種
・本事業に参加している全国の医療機関
風しん追加的対策 燕市内実施医療機関一覧 (PDFファイル: 85.1KB)
<注意>
現在、麻しん風しんワクチンが入手困難になっている医療機関が全国で出ています。抗体検査・予防接種を希望される方は、事前に医療機関にご確認いただきますようお願いいたします。
このクーポン券は、現住所が発行したものであれば全国どこでも使用することが可能です。市内医療機関以外で希望される方は、厚生労働省または新潟県のホームページをご覧ください。
関連リンク
- この記事に関するお問い合わせ先
-
健康福祉部 健康づくり課
〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地
電話番号:0256-77-8182
更新日:2024年06月12日