「転ばぬ先の医療」推進プロジェクト

更新日:2024年05月31日

誰もが必要な医療・介護サービスにアクセスできる体制を整備します

団塊の世代が後期高齢者となる2025年以降、独居高齢者や老々介護の更なる増加等から、適切なサービスにアクセスできない状況が危惧される中、医療と介護の連携強化がこれまで以上に求められています。また、今年3月に開院し、急性期・専門的な医療を担う県央基幹病院では、軽症の救急搬送も多く見られるなど、改めて各医療機関の役割分担を意識することや、「かかりつけ医」を持つ重要性も増しています。そこで、燕市は、誰もが必要な医療・介護サービスにアクセスできるまちの実現に向けて、医師会、地域包括支援センターと連携し、「転ばぬ先の医療」推進プロジェクトを始めます。

「転ばぬ先の医療」推進プロジェクト

目次(ページ内にリンクします)

令和6年度事業の概要

1.転ばぬ先の医療相談(個別)訪問事業

特に健康リスクが高いと考えられる医療機関や健診等で受診がない高齢者を対象に、地域包括支援センター職員が個別に訪問し、医療相談を実施する事業です。健康、医療、介護等に関するお悩みをお聞きしながら、「かかりつけ医」及び「地域包括支援センター」の役割などの情報を説明します。また、医療が必要と判断した場合は、医療機関の受診につなげます。

対象者

医療機関での受診や健康診査、介護サービスの利用がない後期高齢者

実施方法

  1. 対象者へ事前の案内を送付
  2. 電話にて訪問日時を決定
  3. 地域包括支援センター職員が対象者の自宅を訪問
転ばぬ先の医療

相談内容

健康づくりや医療機関の利用方法など

実施時期

令和6年7月(対象者への案内文書は6月中旬送付予定)

地域包括支援センターについて

高齢者が住み慣れた地域で、その人らしい生活を続けられるように、介護・福祉・保健・医療・権利擁護など、さまざまな面で支援を行う総合相談機関です。

2.健康・医療相談窓口の開設

各地域包括支援センター区域内市民の、健康、医療に関するお悩み及び問題等について、同センターと地域担当医師との間で、オンラインによる 「健康・医療相談窓口」を定期的に開設します。同センターが市民と医師との橋渡し役を担うことで、市民が抱える健康・医療等に関するお悩み等の情報を医師と共有し、問題解決を図ります。

転ばぬ先の医療

3.地域バックアップ医療機関の体制整備

「かかりつけ医」を持たない人も気軽に受診できる「バックアップ医療機関」を、医師会が各地域包括支援センター毎に選定し、「かかりつけ医」を持つきっかけづくりにつなげます。
5月20日現在で市内38医療機関が「バックアップ医療機関」としてリストアップされています。

4.「転ばぬ先の医療」推進会議の設置

医師会、燕市、地域包括支援センターで構成する「転ばぬ先の医療」推進会議を設置し、今後の取組について協議を行っています。会議には、新潟大学社会連携推進機構の山室教授からもご参画いただいており、多方面からアドバイスを頂きます。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 長寿福祉課 地域支援相談チーム

〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地

電話番号:0256-77-8157

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