防ごう!熱中症
令和5年度、燕・弥彦管内では110人が熱中症関連で搬送されました。近年、気候変動等の影響により熱中症による死亡者数や救急搬送人員が増加しています。適切な予防行動をとることで熱中症を防ぐことができます。
『熱中症警戒アラート』全国運用中!
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごとに発表されます。
発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
熱中症警戒アラート全国運用中!(表)
熱中症警戒アラート全国運用中!(裏)
熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの発表状況(環境省:熱中症予防情報サイト)
熱中症警戒アラート等のメール配信サービス(環境省:熱中症予防情報サイト)
暑さ指数をチェック
暑さ指数(WBGT:wet-bulb globe temperature)とは、人間の熱バランスに影響の大きい気温・湿度・輻射熱の3つの要素を取り入れた温度の指標です。熱中症の危険度を判断する数値として提供されています。
温度基準 (WBGT) |
注意すべき 生活活動の目安 |
注意事項 |
---|---|---|
危険 (31以上) |
すべての生活活動で おこる危険性 |
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。 外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
厳重警戒 (28以上31未満) |
すべての生活活動で おこる危険性 |
外出時は炎天下を避け、室内では気温の上昇に注意する。 |
警戒 (25以上28未満) |
中等度以上の生活活動で おこる危険性 |
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 |
注意 (25未満) |
強い生活活動で おこる危険性 |
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 |
環境省:熱中症予防情報サイトより
暑さ指数 メール配信サービス(環境省:熱中症予防情報サイト)
新たに「熱中症特別警戒アラート」の運用を開始しました。
環境省は令和6年4月24日水曜日、「熱中症特別警戒アラート」の運用を開始しました。
熱中症特別警戒アラートとは、気温が特に著しく高くなることにより熱中症による重大な健康被害を生ずるおそれのある場合に、環境大臣が発表するものです。
熱中症特別警戒アラートリーフレット(環境省) (PDFファイル: 774.4KB)
熱中症とは
熱中症は処置が遅れると命に関わることもあります。
熱中症対応の基本は「熱中症の症状を見逃さず、速やかに対応する」ことです。
症状
軽症
めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、こむらがえりなど
中等度~重度
頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下、意識障害など
対応
熱中症が疑われる人を見かけたら
- 涼しい場所へ
エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる - からだを冷やす
衣服をゆるめ、からだを冷やす(特に首の周り、脇の下、足の付け根など) - 水分補給
水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する
自力で水が飲めない、意識がない場合は、ためらわず救急車を呼びましょう!
熱中症の予防法
基本はからだづくり
- 3度の食事(欠食をしない、毎食たんぱく質と野菜の摂取を意識する)
- 休養(睡眠をしっかりとる、疲れたら横になって休む)
- 運動(適度な運動で汗を流す)
今のところ、熱中症の予防に特定の栄養素が良いという根拠はありません。
規則正しい生活が、熱中症に負けないからだづくりの基本です。
水分補給と塩分補給
水分補給
室内でも外出時でも、こまめに水分を補給しましょう。
時間を決めて水分補給することをおすすめします。
食事以外で1.2リットルの水分が必要と言われています。
- (注意1)アルコールは利尿作用があるため、水分補給にはなりません。
- (注意2)持病がある人は主治医と飲水量を確認しましょう。
塩分補給
通常の生活では、3度の食事がとれている場合、それ以上に塩分補給は必要ありません。
高温環境下で作業する人やスポーツ時では、汗の量に合わせて水分と一緒に塩分も補給します。
- (注意1)汗で体重が1キロ減った場合には、経口補水液500ミリリットル(塩1.5グラム分)程度の塩分が必要です。
- (注意2)塩分補給タブレットや飴1粒の塩分は0.1グラムほど
暑さを避ける工夫
室内
扇風機やエアコンで温度調整
- (注意1)エアコンをつけているときにも1~2時間に1回は換気をするようにしましょう
- (注意2)エアコンは定期的な点検をしましょう
その他に遮光カーテン、すだれ、打ち水、温度・湿度計も利用しましょう
エアコンの試運転については下記リンクからご覧ください。
外出時
日傘の利用、帽子の着用
日陰の利用、こまめな休憩
涼しい時間帯の外出を心がける
単独行動はしない
その他
通気性のよい、吸湿性、速乾性のある衣服の着用
保冷剤、冷たいタオル等冷却グッズでからだを冷やす
子ども・高齢の方は特に注意が必要です
子ども
子どもは大人に比べ体温調節機能が十分に発達していないため、大人が注意を払いながら熱中症を予防していきましょう。
ご存じですか?熱中症予防・対処法(環境省)(PDFファイル:3.1MB)
高齢者
のどの渇きが感じにくくなっている方もいます。時間を決めて水分補給をしましょう。
暑さを感じなくても温度計・湿度計を確認して、室内の温度・湿度調整をしましょう。
熱中症に関するサイト
厚生労働省
気象庁
- この記事に関するお問い合わせ先
-
健康福祉部 健康づくり課 保健センター
〒959-0242
新潟県燕市吉田大保町25番15号
電話番号:0256-93-5461
更新日:2024年05月16日