風水害から命を守る「マイ・タイムライン」
風水害に備えて「マイ・タイムライン」を記入・完成しましょう!
「マイ・タイムライン」は、風水害の発生にそなえて、一人ひとりが家族構成や生活環境にあわせて事前に記入する「自分自身の避難計画表」です。
大規模な風水害を想定し、「いつ」「誰が」「何をするのか」といった避難行動を時系列にそってまとめることができます。避難行動は、家族構成や生活環境、地域によって異なるため、各家庭で「マイ・タイムライン」を完成して、いざという時に落ち着いて安全に避難しましょう。
(注意)「マイ・タイムライン」は、2015年9月に発生した関東・東北豪雨災害の鬼怒川のはん濫を教訓として、国土交通省が洪水による犠牲者を発生させないこと(逃げ遅れゼロ)を目的に始まったものです。
「マイ・タイムライン」作成方法の説明を動画でご覧いただけます。
- 8分でわかる「マイ・タイムライン燕市保存版」作成ナビ【洪水から命を守る防災】
県内初!LINE上でマイ・タイムラインを作成できます。
燕市公式LINEでマイ・タイムラインを作成することができます。LINE上で作成しておくことで、いつでも確認や見直しできるほか、LINE上で家族などと共有できます。
マイ・タイムラインのオンライン作成は、県内初のサービスとなります。
利用には「燕市公式LINEアカウント」の友だち登録が必要です。
- アカウント名 燕市
- ID @koho-tsubame
「マイ・タイムライン 燕市保存版」を作成しました
燕市では、市民の皆さんが自ら避難について考えていただく取り組みとして「マイ・タイムライン 燕市保存版」を作成し、2020年6月1日に市内の各世帯に配布しました。
次のリンクから「マイ・タイムライン燕市保存版」「記入の仕方」のPDF版をダウンロードできます。
「マイ・タイムライン燕市保存版」 (PDFファイル: 982.0KB)
「マイ・タイムライン」記入の仕方 (PDFファイル: 1.6MB)
「マイ・タイムライン」に記入し、完成させましょう
「マイ・タイムライン」記入の仕方を参考に、「マイ・タイムライン」に記入しましょう。
記入にあたってのポイントは以下の通りです。
自分の住む地域の災害リスクを知りましょう
「洪水・土砂災害ハザードマップ」を確認し、燕市を流れる「信濃川」と「大河津分水路」の2つの河川がはん濫した場合に、自宅や学校、職場がどのくらいの深さまで浸水するのか知っておきましょう。
家族の状況を知りましょう
家族の中に、逃げる時に時間がかかる人(高齢者、障がい者、妊産婦等)がいる場合は、時間に余裕をもった早めの避難をしましょう。また、平日の日中に災害が起きたときのために、学校・会社の所在地と連絡先も確認しておきましょう。
避難場所を知りましょう
- 「避難」とは、命を守るために危険な場所から安全な場所に緊急的に逃げることであり、避難所への移動、避難所以外の場所へ移動、現在の安全な場所にとどまることも含まれます。
- 自宅近くの避難所を確認するとともに、自宅の2階に避難する「垂直避難」や、安全な場所に住む親戚・知人宅への避難(縁故避難)も検討しましょう。
- 自宅以外を避難場所とした場合は、事前に安全な避難経路を確認し、経路上に危険な場所がないか確認しておきましょう。
(注意)水平避難と垂直避難
「水平避難」は避難所等の安全な場所へ避難することを、「垂直避難」は建物の高いところへ避難することをいいます。
状況に応じて「水平」「垂直」どちらの避難行動をとるか検討しましょう。
浸水深が浅い地域にいる場合は、建物の2階以上に避難する「垂直避難」で安全を確保し、避難中の事故を防ぐことができます。
避難するまでの行動をイメージしましょう
台風や大雨の気象情報を知ってから、避難開始するまでに、どんな行動をすればよいか考えましょう。
非常持ち出し品(備蓄品)を用意するときは、以下の点に留意しましょう。
- 水や食料は3日分くらいを用意しましょう。
- 常備薬がある人は、「おくすり手帳」も避難時に携行しましょう。
- 備蓄品は人によって異なります。個々で必要なものを用意しましょう。
- 使用していないバッグ等に入れておくと、持ち出しに便利です。
(注意)感染症対策として、「マスク」「消毒液」等の衛生用品も用意しましょう。
防災情報・避難情報等の入手方法を知りましょう
市が発信する防災情報・避難情報の入手手段を知りましょう。
情報の入手は1つだけでなく、複数の手段から入手できるようにしましょう。
(注意)防災行政無線は、天候や風向きによって聞こえにくい場合があります。緊急時は、「防災つばめ~ル」「燕市ホームページ」「燕三条エフエム放送」「燕市公式LINE」「燕市公式X(旧ツイッター)」等で同じ情報を発信します。
避難情報の種類を知りましょう
災害が発生し、または発生するおそれがあり、人的被害が発生する危険性が高まった場合に、市から避難情報を発令します。
風水害時の洪水による避難情報の発令については、以下のとおりとなります。
|
気象情報 河川情報 |
市からの避難情報 | とるべき行動 |
---|---|---|---|
雨が強くなる前に準備 | 【警戒レベル1】 早期注意情報 |
気象情報の確認 避難する前の準備 |
|
【警戒レベル2】 注意報発表 |
|||
避難行動を開始 | 河川の水位が避難判断水位に到達 | 【警戒レベル3】 高齢者等避難 |
避難に時間がかかる人とその支援者は危険な場所から避難を開始(その他の人は避難の準備、危険を感じたら避難) |
河川の水位が氾濫危険水位に到達 | 【警戒レベル4】 避難指示 |
全員避難開始(危険な場所からの避難) | |
身の安全を確保 | 河川のはん濫が発生 | 【警戒レベル5】 緊急安全確保 |
今すぐ命を守る行動をとる(逃げ遅れたら高い場所や家の2階に避難) |
(注意)警戒レベル1・2は気象庁が、警戒レベル3・4・5は市が発表します。
様々なところから情報を入手しましょう
市から発信される情報の他、テレビやラジオ、関係機関のホームページ等から情報収集しましょう。日ごろから、気象情報や川の情報にアンテナを立てておきましょう。
国土交通省 地点別浸水シミュレーション検索システム トップページ
国土交通省北陸地方整備局 信濃川水系緊急治水対策プロジェクト(国土交通省北陸地方整備局のサイト)
リンク:みんなでタイムラインプロジェクト(下館河川事務所のサイト)
「マイ・タイムライン」使用時の注意点
- 台風や大雨は自然現象のため、予報通りに進行するとは限りません。「マイ・タイムライン」の計画は、あくまで行動の目安としてください。
- 避難行動を考えるときは、高齢者、障がい者、妊産婦等の手助け等、できることを考えましょう。家族内だけでなく、地域の中で考えることも有効です。
- 台風や大雨の予報が発表されたら、気象情報や避難情報等の収集をこまめに行うよう心がけましょう。
- 「マイ・タイムライン」は、一度完成させれば終わりというわけではありません。時折見直しをしましょう。
- 完成後は、いざという時のために、すぐに取り出せる場所に置いておきましょう。
避難における感染症対策
感染症が流行している状況での避難について、対策や注意点等をまとめました。
詳しくは次のリンクを確認ください。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
総務部 防災課 防災対策係
〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地
電話番号:0256-77-8381
更新日:2023年09月07日