避難時および避難所における感染症対策について
感染症が流行している状況下において、自然災害が発生した場合、開設する避難所には不特定多数の方が密集して集団生活を行うことになり、感染のリスクが高い状況となります。そのため、災害発生時には、感染症対策に万全を期すことが重要です。
燕市では、感染症対策として次の通り対応いたしますので、市民の皆さまのご協力をお願いします。
避難する前の準備
避難のときはマスク、消毒液等の衛生用品を持参してください
市でも避難所内に備蓄しておりますが、数に限りがあります。また、避難が長期間にわたることも考えられますので、家族で用意する備蓄品に「マスク」「消毒液」等の衛生用品をあわせて準備し、避難のときは持参するようお願いします。
在宅避難や、親戚・知人宅への縁故避難等を検討しましょう
避難とは、「命を守るために緊急的に危険な場所から逃げること」であり、避難所へ移動するだけが避難ではありません。
- 土砂災害や洪水の恐れがない地域や、浸水の想定が浅い地域にいるときは、避難所へ避難する必要はなく、自宅の2階に避難することを検討しましょう(在宅避難・垂直避難)。
- 避難先を検討するときは、安全な場所に住む親戚や知人の家などに避難することも考えましょう。(縁故避難)
- 車中泊も密集を防ぐ避難方法として有効です。安全な場所、浸水の恐れのない場所に移動し待機しましょう。豪雨時の運転は危険のため早めの避難を行い、車中に滞在時はエコノミークラス症候群に十分注意し、同じ姿勢で長時間休まないよう、少しずつ体を動かしましょう。
避難情報(警戒レベル)の意味を正しく理解しましょう
災害時に適切な避難行動をとるには、市が発令する避難情報や警戒レベルを正しく理解する必要があります。
- 「警戒レベル3」は、高齢者、障がい者、妊産婦等の避難に時間のかかる人は危険な場所から避難します。その他の人は避難準備をし、危険を感じたら避難します。
- 「警戒レベル4」は、全員が危険な場所から避難します。
この際の「避難」は、避難所への移動だけでなく、垂直避難や安全な場所(親戚・知人宅等)への移動も含まれます。
「警戒レベル」で、避難のタイミングをお伝えします。以下のリンクをご覧ください。
避難所での感染症対策
手洗い、咳エチケット、マスクの着用をお願いします
- こまめな手洗いをお願いします。ドアノブや手すり等の多くの人がさわる物を触れたときは手洗いを行い、石けんや消毒液があるときは使用しましょう。
- マスクを着用し、咳エチケットの徹底をお願いします。マスクがない場合は、タオルやハンカチを代わりに使用してください。
避難者同士の間隔をあけ、避難スペースを確保します
- 避難所内の「3つの密」を避けるため、避難所内では各家族の間隔をあけます。
- 多くの人が避難した場合は、空いている別の部屋や、別の避難所への移動をお願いすることがあります。
定期的な換気と消毒を行います
- 避難スペースは窓がある部屋を原則とし、定期的に窓を開けて換気します。
- 多くの人が通行する場所や、多くの人がさわる物は、定期的に消毒します。
各自の体調管理を行いましょう
- 定期的に健康チェックを行いましょう。(体温計で検温等)
- 発熱や咳の症状等、体調不良の方がいる場合は、避難所の担当職員に申し出てください。専用の場所へ移動する対応をいたします。
- 避難が長期間にわたるときは、体操を行う等、意識的に体を動かすことが大切です。各自の体調管理をお願いいたします。
避難所の開設について
- 避難者同士の間隔をあけることにより避難所1施設あたりの収容人数が少なくなるため、普段よりも多くの避難所を開けることがあります。
平時より、災害リスクや避難所の確認を
自宅および学校・会社等の家族にかかわりがある場所の災害リスクや、近隣の避難所について、日ごろからハザードマップ等で確認しておきましょう。
上記以外にも、感染症対策のため市民の皆さまに協力をお願いすることがあります。また、避難所では、限られた市職員では対応が困難になることが想定されます。避難所では担当職員の指示に従い、円滑な避難所運営にご協力をお願いします。
リンク
燕市からの災害時等の情報発信・収集手段
- この記事に関するお問い合わせ先
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総務部 防災課 防災対策係
〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地
電話番号:0256-77-8381
更新日:2023年06月27日