2023年度(令和5年度)長善館学習塾活動記録
2023年度(令和5年度)長善館学習塾活動記録
令和5年6月10日(土曜日)開講式
6月10日(土曜日)に長善館学習塾の開講式を行いました。式には今年度の塾生が参加し、半年間活動を共にする仲間と顔を合わせました。塾生たちは一人一人決意表明をし、活動に対する意気込みを述べました。
開講式は老人いこいの家「長善館」で行われました。今年も粟生津地区協議会から着物と袴をお借りし、塾生たちは凛々しい表情で式に参加していました。
いよいよ長善館の活動が始まります。チームの絆を深め、様々なことに挑戦していきましょう!
令和5年7月17日(月曜日・祝日)ビデオ制作ワークショップ
7月17日(月曜日・祝日)に、長善館学習塾の塾生がビデオ制作ワークショップに参加しました。
ワークショップでご指導してくださったのは、KWN日本ビデオ制作講師の朴(パク)先生です。塾生たちは本格的な機材の使い方や、撮影のコツを学びました。
令和5年8月1日(火曜日)~3日(木曜日)サバイバルキャンプ
長善館学習塾の塾生たちは、南魚沼市で2泊3日のサバイバルキャンプに挑戦しました。
キャンプでご指導してくださったのは、世界的に有名な女性冒険家の高野孝子先生をはじめとするNPO法人ECOPLUSの皆様、南魚沼市清水地区の皆様です。ありがとうございました。
3日間の活動の様子と、塾生たちの挑戦をご紹介します。
1日目
【生活の場作り】
キャンプ地に着いてまず行うのは、生活の場作りです。
テント設営では、大人の手は借りず、自分たちで協力してテントを張りました。初めてのテント設営に苦戦しながらも、上手にテントを張ることができました。
テント設営の後は、3日間を過ごすことになるキャンプ地を、高野先生から案内してもらいました。
これから、3日間の共同生活がスタートします。
【突然の大雨】
生活の場探検が終わり、薪割りや箸づくりをしようとしたところ、突然の大雨が振り、外での活動が厳しい状況になってしまいました。しばらくタープの下で雨宿りしていましたが、雨で地面が浸水してきたため、塾生たちはテントで雨が止むまで待機しました。
雨が上がると、2本の虹が架かっていました。
塾生たちのこれからのキャンプ生活を応援してくれているようでした。
【夕食作り】
雨が止んだ後は、夕食作りを開始しました。
ナタを使った薪割りや味付け、鍋での炊飯など、塾生たちにとって初めてのことだらけでしたが、班ごとに協力して具だくさんスープとご飯が完成しました。
ご飯が完成したころには辺りはすっかり暗くなっていましたが、美味しくご飯をいただきました。
2日目
【沢歩き】
2日目のメインの活動は、沢歩きです。「上流まで沢歩き」グループと、「深いところで水遊び」グループに分かれ、活動しました。
「上流まで沢歩き」グループは、一人では渡るのが難しい場所も、声を掛け合ったり、手を差し伸べたりして、全員で最後まで歩くことができました。また、沢には様々な生物がいました。
「深いところで水遊び」グループは、冷たく綺麗な沢の水に飛び来み、泳いだり水を掛け合ったりして思う存分遊びました。
【チョイス活動】
2日目の午後は、自分のやりたい活動を選んで自由に活動しました。
もう一回沢に行く人、キャンプ地の植物や石でクラフトを制作する人、地域の方から、弓矢やパチンコの作り方を教えてもらう人など、思い思いに活動しました。
【ディナーパーティー】
2日目の夕食は、食材もメニューも全て自分たちで決めて作るディナーパーティーです。
食材の争奪戦から始まり、得た食材で何が作れるか考えました。
野菜の肉巻きや、さつまいもご飯など、どのグループも工夫が凝らされたメニューで、味もとっても美味しかったです!
3日目
【撤収・清掃】
最終日の朝は、キャンプ地の撤収と、清掃です。
自分たちが使ったキャンプ地を、次に使う人が気持ち良く使えるように、また、動物などがきてしまわないように、綺麗に清掃をしました。
天然の洗剤とたわしで鍋を洗ったり、ごみを減らす工夫について教えていただきました。
3日間のサバイバルキャンプを通して、塾生たちは多くのことを学びました。
これからも長善館学習塾の活動は続きます。このサバイバルキャンプで学んだことを、これからの活動に活かしてほしいと思います。
今回のサバイバルキャンプでお世話になった皆様、ありがとうございました。
起業家とのコラボ活動
令和5年度の長善館学習塾では、「起業家とのコラボ活動」を行いました。
起業家としてコラボしてくださったのは、高齢者の方々の介護施設や、障がいのある方々が働く施設など、様々な事業を行っている株式会社なごみの代表取締役本間俊明様です。本間様、「なごみの水耕」の皆様、半年間コラボ活動にご協力いただき、ありがとうございました。
本間様とのコラボ活動の様子を紹介します。
令和5年6月24日(土曜日)【なごみの水耕施設見学】
まずはじめに、「なごみの水耕」の施設見学をさせていただきました。「なごみの水耕」では、障がいのある方々が、水と光で作物を育てる「水耕栽培」という方法で、レタスやバジル、にんにくスプラウトなどを作っています。
塾生たちは、初めて見る水耕栽培の設備に興味深々の様子でした。
また、にんにくの薄皮剥き体験や、葉物野菜の培地を作る体験などをさせていただきました。
見学後は、塾生たちは本間様と一緒にどんな活動ができそうか、グループごとに考えました。
令和5年7月29日(土曜日)【起業家に提案しよう】
6月の施設見学を踏まえて、塾生たちは本間様と一緒にどんな活動ができそうか考え、本間様へ提案し、ご意見やアドバイスをいただきました。
- 「MOTTAINAIをなくそう」グループ
売れ残った野菜を肥料にすることで、「もったいない」をなくすことができ、また作物の栽培にも役立てることができるという提案をしました。本間様からは、コンポストを作るのはどうかとご意見をいただきました。 - 「広めようなごみのすごさ燕市へ」グループ
なごみのすごさを燕市中へPRするCMを作ることで、なごみに興味を持つ人や、なごみで働きたいと思う人が増えるのではないかと提案しました。施設での撮影や、本間様へのインタビューをお願いしました。 - 「売り上げぐんぐん大作戦」グループ
売れ残った野菜や廃棄になる野菜を加工することで、もったいないをなくすことができ、売り上げにもつながるのではないかと提案しました。本間様からは、にんにくチップスなら作ることができそうとアドバイスをいただきました。
令和5年9月23日(土曜日)【提案したことを実践しよう】
本間様からいただいたアドバイスを踏まえて、提案したことを各グループに分かれて実践しました。活動は「なごみの水耕」で行いました。
- 「MOTTAINAIをなくそう」グループ
売れ残った野菜を使って、コンポストを作りました。完成は約1か月後です。 - 「広めようなごみのすごさ燕市へ」グループ
本間様へのインタビューの様子を撮影しました。その他CMのシナリオに沿って撮影を行いました。 - 「売り上げぐんぐん大作戦」グループ
にんにくチップスを作るため、にんにくをスライスしドライフードメーカーで乾燥させました。美味しく食べるための味付け等についても話し合いました。
令和5年11月11日(土曜日)【実践の振り返り】
実践したことを各グループに分かれて振り返りました。活動は「なごみの水耕」で行いました。
- 「MOTTAINAIをなくそう」グループ
完成したコンポストの様子を見ました。立派な肥料が完成しました。 - 「広めようなごみのすごさ燕市へ」グループ
前回の撮影の映像を確認し、取り直しが必要な部分の撮影を行いました。 - 「売り上げぐんぐん大作戦」グループ
なごみの水耕の皆様が乾燥させておいてくれたにんにくチップスの試食をしました。包装パッケージのデザインを考えました。
本間様、「なごみの水耕」の皆様、半年間コラボ活動にご協力いただき、ありがとうございました。コラボ活動を通して、塾生たちは自ら考え提案することや、仲間と協力して実践することを経験して、SDGsや、働くことについての意識が高まったと思います。
今回の経験を他の活動でも活かしていってほしいと思います。
令和5年12月2日(土曜日)閉講式
保護者の方々やお世話になった方々へ、半年間の活動報告を行いました。
グループに分かれて、開講式・ビデオ制作ワークショップ、南魚沼市宿泊体験、起業家とのコラボ活動の様子を発表しました。次に、教育長から一人一人修了証書を受け取り、感想発表を行いました。
また、起業家とのコラボ活動で、「なごみの水耕」の皆様と一緒に制作したにんにくチップスとバジルティーを、お越しいただいた方々へお配りしました。
6月の開講式では緊張した様子だった塾生たちでしたが、閉講式では堂々と発表しており、塾生たちの成長の様子がよく分かる式となりました。
約半年間、塾生たちの活動を見守ってくださった皆様、ありがとうございました。
これで今年度の活動は終わりますが、みなさんの更なる挑戦を応援しています。塾生のみなさん、お疲れ様でした。
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更新日:2024年03月12日