若monoデザインコンペティション燕vol.10受賞作品

更新日:2026年03月25日

若monoデザインコンペティション燕vol.10の受賞作品をご紹介します。

デザイン部門大賞:3作品

アイデア部門大賞:2作品

デザイン部門大賞

chokorin

若monoコンペvol.10大賞作品「chokorin」

テーマ

株式会社宮崎製作所(「崎」の正式な字体は、「崎」の右上部の「大」を「立」で置き換えた漢字)  

食卓やキッチンを彩る花器

デザイナー

竹内 大喜(大阪府・デザイナー)

テーマに対する考察

食卓やキッチンを彩る というテーマを読んだ際に、まず最初に花を生けた瞬間で完成するのではなく、その前後も楽しめる物を考えようと思いました。特に提示されたターゲットが料理を日常的に行う人である点から、目に映るだけで口角が上がるような、忙しい中でも少し余裕を持てるような、利便性を追求して考えるのではなく「面白い」と思えるものを考えていこうと思いました。そのうえで、基本的に生花を生ける想定の花器として考え、油跳ね等の恐れが大きいコンロ周りやキッチンの壁面活用をする方向性ではなくダイニングテーブルやキッチンカウンターに置いて使用する方向性に絞りました。

デザインが解決する問題と創造する価値

より多くの方が気軽に生花をインテリアに取り入れられると思えるデザインの花器を普及させていくことでフラワーロスの解消に繋がるのではないかと考えます。社会課題の解決として考えた際に小さな一歩だとしても、単純にオブジェとして購入した人がなんとなく「一輪挿し家にあるな」となんとなくお花を買ったり、なんとなく花を贈れるようになったりする少し柔らかい社会に近づけたらと思います。

ターゲット

メインターゲットとしては「植物をインテリアに取り入れようと考えている植物初心者の方」を想定しています。私自身も植物初心者で一度取り入れましたが、お手入れが習慣化されずに植物が枯れかけてしまいました。一度元気になったものの、最後は完全に枯れてしまった経験から「とっつきやすく離れてもよくて、再開もしやすい」ということを軸にしました。

機能

初めて生花をインテリアに取り入れる方にとって「お花の交換が面倒」「花器の手入れが億劫」と感じることがあるかと思います。そんな中で生けてから枯れるまでの間の変化を楽しめて、もし少しほったらかしにしてしまっても枯れた花と花器がマッチすること。素材面で汚れや臭いが付きにくい為お手入れがしやすいこと。商品としての機能と、素材としての機能がマッチした商品として差別化ができるのではないかと考えます。

今後の展望

ネット販売は勿論しつつ、フラワー関連のイベントでの販売や、もっと身近なホームセンター / 雑貨店に陳列する形態で販売をどうかと考えています。ブランド的な価値よりも多くの人の目に触れながら「インテリア好きな人以外の方々も身近に感じる商品」というような価値を高めていく方が良いのではないかと考えます。

(注意)意匠登録出願準備中

Sumimi

若monoコンペvol.10大賞作品「Sumimi」

テーマ

株式会社新越ワークス

便利さ、楽しさ、斬新さの中に、付加価値としてのストーリー 性があるアウトドア製品

デザイナー

筒井 徹心(石川県・学生)

テーマに対する考察

私は、与えられたテーマを読み解く中で、単なる機能や形状の提案にとどまらず、「新たな体験」と「感情」を生み出すデザインを目指した。バーベキューで残った小さな炭は、わずかに赤く光りながら呼吸しているように見える。その姿を静かに眺める行為は、まるで小さな命と向き合うような体験であり、日常では気づきにくい自然の循環や時間の流れを感じさせてくれる。火のゆらぎに心を委ねるその時間は、自然との関係を静かに取り戻し、自分自身を見つめ直す契機となる。このプロダクトを通して、アウトドアの体験を「消費的な娯楽」ではなく、「自然と自分を再発見する行為」として捉え直し、心に深く残る物語を生み出すことを目指した。

デザインが解決する問題と創造する価値

現代社会では、便利さの中で火や自然に直接触れる機会が減り、人間が本来持っていた「自然とのつながり」や「五感による体験」が失われつつある。その失われた感覚を呼び覚ますきっかけとなるのがアウトドアであり、自然と向き合う時間の価値を見つめ直す場でもある。このプロダクトは、バーベキューで残った小さな炭に着目し、「火を使う・見る・感じる」という行為を、単なる娯楽ではなく“心を整える時間”へと昇華させるものである。手のひらで火のぬくもりや揺らぎを感じるひとときは、デジタルや情報から一歩離れ、自分自身を静かに取り戻す時間となる。そこには、自然と人との関係をもう一度見つめ直すための価値が宿っている。

ターゲット

このプロダクトのターゲットは、友人に誘われて初めてキャンプに参加した、アウトドア経験の少ない大学生である。バーベキューが終わり、にぎやかだった空気が少しずつ落ち着く頃、彼は焚き火の名残として残った小さな炭をなんとなく眺めていた。そのとき、このプロダクトを手に取る。手のひらに伝わるやわらかなぬくもり、炭がはぜるかすかな音、そしてちろちろと燃える炎の揺らぎ。その小さな生命のような火に惹かれながら、彼は静かに自分の内側に目を向けていく。にぎやかな時間のあとに訪れる“静けさ”の中で、自然と人との関係、自分と時間との向き合い方を見つめ直す。そんな心の変化こそが、このプロダクトが生み出す物語である。

機能

本プロダクトは、バーベキューで残った小さな炭を、安全に手のひらの上で眺められるよう設計されている。二重構造による断熱設計で熱をやわらげ、外側を素手で持っても心地よい温度に保つ。上部の開口角度や側面の窓形状は、炭の揺らめく光をより美しく見せるために計算されており、火を「観察する」という行為を主目的としたデザインとなっている。また、本体の丸みを帯びた形状は、内部の音をやわらかく反響させ、燃える炭のかすかな音までも感じ取れる。また、コンパクトで持ち運びやすいサイズである。機能性と情緒性を高い次元で両立し、火を「使う道具」から「感じる体験」へと変えることで、既存製品にはない価値を生み出している。

今後の展望

本プロダクトは、実用的な焚き火台や調理器具とは異なり、「火を眺め、感じる」という情緒的な体験価値と感性を重視した新しいアウトドアカテゴリーを創造します。 ターゲットは、従来の機能性よりも体験を求める層、特にアウトドア初心者や若者層です。 販売戦略として、彼らが集まるライフスタイルショップ、セレクトショップ、キャンプブランドのポップアップストアなどが最適です。 マーケティングでは、SNSやクラウドファンディングを活用し、「小さな火と過ごす時間」というストーリーを軸に共感を広げます。これにより、既存のアウトドア市場に新しい価値軸を提示し、独自の市場を確立することを目指します。

(注意)意匠登録出願準備中

KOISHI

若monoコンペvol.10大賞作品「KOISHI」

テーマ

株式会社宮崎製作所

食卓やキッチンを彩る花器

デザイナー

山田 彩香(新潟県燕市・デザイナー)

テーマに対する考察

料理をするとき、冷蔵庫は必ず使用する。冷蔵庫は家電ということもあり、食品を保管するという機能を備えた無機質な製品だ。その無機質な製品にくっつくような有機的な花器があれば楽しくなるのではないかと考えた。

デザインが解決する問題と創造する価値

花はつぼみが開いたり散ったりと一刻と移り変わる。毎日使用するところに飾るからこそ、その移ろいをはっきりと感じることができる。それは心のやすらぎに繋がるし、自然のない都市部などではなおさら自然を感じることができる。

ターゲット

賃貸アパートやワンルームなど、ある程度居住空間が限られている人。花を飾りたいが、置くところが限られている。インテリアは限られておりミニマル思考だが、ある程度自然の温かみは感じたい。日常的に料理をしており、冷蔵庫は毎日使用する。

機能

磁力で垂直面に装着でき、かつテーブルや棚上で単体でも自立可能な2way仕様。また、花器1つではなく、複数を配置することで並べ方でも景色が変わり楽しめる。冷蔵庫という毎日使用するところに飾るので日々の変化を感じることができる。

今後の展望

カタログギフトなどのギフト販路。花屋。ライフスタイル系の雑貨屋。SNS映えすると思うので、実際にかざった様子などで拡販する。KOISHIのバリエーションを増やしたりしていろいろな飾り方を提案する。

(注意)意匠登録出願準備中

アイデア部門大賞

もくもくグリル

もくもくグリル

テーマ

株式会社新越ワークス

便利さ、楽しさ、斬新さの中に、付加価値としてのストーリー 性があるアウトドア製品

デザイナー

久保 さくら(広島県・学生)

(注意)意匠登録出願準備中

壁網

壁網

テーマ

株式会社新越ワークス

便利さ、楽しさ、斬新さの中に、付加価値としてのストーリー 性があるアウトドア製品

デザイナー

ムシカゴコレクション(埼玉県・学生)

(注意)意匠登録出願準備中

募集テーマ(協力企業数:4社 五十音順)

企業情報

株式会社新越ワークス

所在地:新潟県燕市小関670番地

主要事業:業務用・家庭用調理器具および関連製品
アウトドア用品、産業機器関連、木質ペレットストーブ等の製造販売

企業紹介

新越ワークスには、3つの事業部があり、それぞれがノウハウを活かして製品化と販売を行っています。

そのうち、アウトドア器具の製造販売を行うユニフレーム事業部は、国産アウトドアメーカーとして日本の風土、文化を背景にしたアウトドアスタイルの提供を目指し、自社で企画・開発・設計、そして主に地場の製造工場で生産を行い、アウトドアのたのしさを道具に込めて販売しています。

テーマ

便利さ、楽しさ、斬新さの中に、付加価値としてのストーリー性があるアウトドア製品

 

企業情報

杉山金属株式会社

所在地:新潟県燕市小池3633-10

主要事業:キッチン用品の企画・開発・製造・販売。

各種OEM製品・金属加工製品の製造。

企業紹介

杉山金属は、プレス工場、アルミダイカスト鋳造工場、溶接工場、塗装工場など、あらゆる工場と機械設備を揃えており、社内での一貫生産が可能です。
また、製造だけでなく商品の企画・開発も自社で行い、今までになかったアイデア商品を生み出しています。

テーマ

次世代の鍋・フライパンなどの調理器具

 

企業情報

燕物産株式会社

所在地:新潟県燕市小池3501番地

主要事業:金属洋食器の製造・販売。
医療・理化学用品の製造・販売。
ノベリティー・グッズ開発・製造。
厨房用品の仕入・販売。

企業紹介

燕物産は、1751年創業の日本初の金属洋食器専門メーカーです。
江戸時代の商人として始まり、明治時代には洋食文化の到来にあわせ、専門メーカーへと転身しました。最初に手掛けた36人分の食器は、今日の金属洋食器産業の礎となっています。

ホテルや飲食店、病院、企画会社など、プロフェッショナル向けに製品を提供する一方、オリジナル商品の制作や開発にも取り組んでいます。幅広い価格帯に対応し、「匙(しゃじ)のプロ」として、お客様の多様なニーズにお応えしています。代表的な商品には、100年以上愛され造り続けている【月桂樹】シリーズや、製造の限界に挑み食べやすさを追求し、世界的アーティストとのコラボレーションも行った【スマートスプーン】シリーズなどがあります。

テーマ

これからの暮らしに寄り添う、カトラリーのかたち

 

企業情報

株式会社宮崎製作所

(「崎」の正式な字体は、「崎」の右上部の「大」を「立」で置き換えた漢字)  

所在地:新潟県燕市小池4852-8
主要事業:家庭用ケトル、家庭用多重層鍋類、卓上器物、業務用器物の製造販売

企業紹介

宮崎製作所は、製造から仕上げまで、すべての工程を一貫して行う体制を備えています。金型設計、プレス、研磨、検品、そして包装に至るまで、すべての部門が同じ工場内で連携し、製品を完成させています。職人たちが自分たちの目で品質を確認しながら次の工程へと進めることで、細部まで妥協のない仕上がりを実現。変わらない品質を守りながら、時代に合わせて進化する製品をお届けしています。

テーマ

食卓やキッチンを彩る花器

歴代受賞作品

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興部 商工振興課 新産業推進係

〒959-0295
新潟県燕市吉田西太田1934番地

電話番号:0256-77-8232

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