グランメゾン東京(第6話)

更新日:2021年03月01日

TBS系日曜劇場「グランメゾン東京」第6話(カトラリーコラム2)

11月24日放送の「グランメゾン東京 第6話」、皆さんもご覧になりましたか?
情熱、嫉妬、そして裏切り。三ツ星を目指すシェフたちがしのぎを削る中、鮮魚料理に合わせた燕市産のカトラリーのフィッシュナイフ・フォークは抜群の存在感でしたね。
次週はいよいよトップレストラン50の発表。グランメゾン東京の順位は? 放送がますます楽しみですね。

白いお皿の上で、ナイフとフォークを構えている手のアップの写真

燕市出身者の「悪いクセ」

 普段何気なく使っているカトラリー。レストランなどではカトラリーを総称して「シルバー」と呼ぶこともありますが、同じ銀色でも素材に違いがあるのをご存知でしたか?
 「グランメゾン東京」で使われているカトラリーは「洋白銀器」。銀製品同様の質感と美しい輝きを持つ反面、表面に施された銀メッキが空気に触れることにより、変色しやすいという特性があるため、ていねいな管理が必要です。そのため一般家庭では、扱いやすい「ステンレス」カトラリーが多く使われています。

ニッケルシルバーと表記されているフォークの写真

 「ステンレス」とは「錆びない=錆び(stain)+無い(less)」という意味で、鉄に金属の一種「クローム」を混ぜ、錆びにくくさせた合金のことです。カトラリー裏面の首元あたりをよく見てみると「18-8」といった刻印があります。この「18」はクロームの含有率が18%であることを表しています。ちなみに日本では、クローム含有率が13%以上のものをステンレスと呼びますが、海外では11%や9%など、クローム含有率が低くてもステンレスとして流通しているものがあるようです。

ステンレススチールと表記されているフォークの持ち手部分の写真

 また「18-8」の「8」が表しているのは「ニッケル」の含有率です。ニッケルもクローム同様錆びにくい金属の一種で、「18-8」ステンレスは、高級ステンレスの代名詞と言われています。かつては「18-18」「20-10」といったステンレスも存在しましたが、「18-8」を超える割合でクロームやニッケルを加えても、量に比例した効果は見られないため、国際規格上「18-8」を超える鋼種分類はなく、現在はほとんど姿を見ることもなくなってしまいました。

 燕市出身者、特にものづくりに携わったことのある人は、レストランに行くとカトラリーの刻印を確認する「悪いクセ」があります。ちょっと行儀が悪く見えるかもしれませんよね。
 ですが、もしそんな人に出会ったら「燕市出身ですか?」とたずねてみてください。そこから話題が広がるかもしれません。

燕市のカトラリーも三ツ星!

(★:1つ星)カトラリーについてもっと詳しく知りたい方は、日本金属洋食器工業組合ホームページをチェック!!カトラリーの作り方、作り手の熱い思いから、恥をかかないテーブルマナーまで、カトラリーについて詳しく紹介します!
(★★:2つ星)表面が朱鷺の羽、裏面が桜の花。カトラリーの産地つばめから世界に羽ばたく「燕のおもてなしカトラリー」が誕生しました!(ふるさと納税限定)
(★★★:3つ星)燕はカトラリーだけではない!!カトラリー、鍋、包丁、お米、果物など、燕が誇る逸品は燕市ふるさと納税から!

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