web版カメラびゅう2018年12月分

更新日:2021年03月01日

Web版カメラびゅうは、広報つばめでは紙面の都合上お伝えできないことや市内で行われているイベントの様子などをお伝えします。

(最終更新日:2018年12月21日)

  • 農福連携促進講演会・体験報告会(12月20日 木曜日)燕市役所
  • スクエア・ステップ普及講演会と体験会(12月13日 木曜日)燕市老人集会センター
  • つばめ「人とひと」ふれあいフェスタ2018(12月8日 土曜日)燕市文化会館・中央公民館
  • 心のバリアフリー講演会~地域でともに支え合い、暮らしていくために~(12月1日 土曜日)燕市役所

農福連携促進講演会・体験報告会

 2018年12月20日 木曜日 場所:燕市役所

「農福連携(のうふくれんけい)」とは、農業と福祉をつなげること。農業分野の人手不足解消と、障がいのある人の就労確保・工賃向上に向けた市の取り組みです。

「農福連携促進講演会・体験報告会」の告知ポスターの写真

その取り組みを促進する講演会と、体験報告会が行われました。

壇上でマイクを手に持ち講演をするセンター長の「平林正樹氏」の写真

まずは講演会。講師は、新潟市障がい者あぐりサポートセンターのセンター長である平林正樹さん。

壁に写した資料を見ながら講演をする平林正樹氏とたくさんの参加者たちの写真

農福連携事業に早くから取り組んでいる団体として、新潟市の事例などをご紹介いただきました。

壁に写した体験報告会の資料を見るたくさんの参加者たちを別角度から撮った写真

次に、体験報告会。市内で実際に農作業の体験を行った福祉事業者と、受け入れた農業関係者の発表です。

たくさんの体験者の中からマイクを手にした紫の服の女性体験者が話をしている写真

「だんだんと慣れて作業が早くなった」という成果の一方で、「打ち合わせが不十分だった」「もっと簡単な手続きで就労できる仕組みを」などの課題もあがりました。体験者の皆さんの生の声に、参加者は大きくうなずき、熱心にメモを取っていました。

今回お話しいただいた事業所の皆さんのパンフレット

今回お話しいただいた事業者の皆さんのチラシやパンフレット

市では今後も「農福連携」を促進し、農業の活性化と、障がいのある人の就労先や地域で活躍できる場の拡大を目指していきます。

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スクエアステップ普及講演会・体験会

2018年12月13日 木曜日 場所:燕市老人集会センター 天候:晴れ 主催:社会福祉協議会 介護予防普及啓発事業

25センチ四方のマス目上で規則にしたがってステップを踏んでいくことで、認知機能の維持や転倒予防につなげる運動「スクエアステップ」の開発者・大藏倫博氏(筑波大学)が来燕され、講演会と体験会が行われました。

講演会で壇上に立って講演をする「スクエアステップ」開発者の大藏倫博氏の写真

前半はスライドを見ながらの講演。運動することが、いかに認知症の予防に大切かということや、ウォーキングなどのほかの運動とスクエアステップの効果の違いなどが紹介されました。
マス目の境界線を踏まないように気を付けながら、右足・左足・右足・左足とくりかえすパターンの例です。

壁に映し出されたマス目に数字が書かれているスライドの写真

スクエアステップ専用マット上で行う運動です。

床に緑色のマス目があるスクエアステップ用マットを敷き安全面でのルールを説明する大藏倫博氏の写真

ステップの踏み方には安全面でのルールがあり、ケガや事故防止のため、しっかり覚えてから運動にのぞみます。

スクエアステップ用マットの上で自ら「スクエアステップ」を実践する大藏倫博氏とその姿を観察する参加者たちの写真

マス目の前方の横線を踏まないように気を付け、つま先ができるだけ境界線ぎりぎりのあたりを踏むように意識しながらステップを踏んでいきます。次の人は、そのステップを覚えて同じステップを踏みます。

ルールと注意事項を聞いた参加者たちがスクエアステップ用マットの上で「スクエアステップ」している写真

いわゆる歩く脳トレ、マルチタスクエクササイズ(多重課題運動)です。
下肢機能・バランス能力の向上、転倒予防、認知機能の維持ができることが研究されています。

緑色マットの上で両手を上げ数を数える男性参加者や手拍子などでステップを踏んでいる男性参加者の写真

ひとつのステップをマスターしても、数を数えながら、手拍子をしながら同じステップを踏むといった工夫をすると飽きることがありません。

講演会・体験会が終わり、運動持続の重要性を話す大藏倫博氏の写真

講演会・体験会あわせて2時間は、あっという間に過ぎました。運動は続けることが大事。スクエアステップは飽きないようにステップのパターンが指導者用に約200種類も用意されています。
市内にはスクエアステップやレインボー健康体操の自主グループが燕・吉田・分水地区あわせると約30個あります。詳細は燕市社会福祉協議会の地域福祉課までお問い合わせください。

マイクを手に持ち次の体験会の案内をする女性職員とチラシを手に持ち広げている女性職員の写真

次の体験会は2019年3月14日 木曜日 午前 市民交流センターで開催予定とのことです。

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つばめ「人とひと」ふれあいフェスタ2018

2018年12月8日 土曜日 場所:燕市文化会館・中央公民館

男女が互いに人権を尊重し、一人ひとりの個性と能力を十分に発揮できる社会の実現を目指して毎年開催されているこのフェスタ。
今年は、「男女共同参画の視点に立った教育・学習」をテーマに開催されました。

オープニングアクトとして、キックボクシングチャンピオン伊達皇輝さんとメテオレンジャーによるコラボパフォーマンス。

壇上で右腕を高く上げているチャンピオン伊達皇輝さんと5色のメテオレンジャーの写真

字幕と音声ガイド付きのバリアフリー映画「西の魔女が死んだ」上映会。

バリアフリー映画「西の魔女が死んだ」の上映会の様子

遊休品やハンドメイド小物などの販売コーナー。

テーブル上に陳列されたハンドメイド商品の販売コーナーの写真
テーブル上に遊休品を陳列し和服姿の販売している女性の写真
別のブースで黄色い上着を着た5人の販売員が遊休品を陳列している様子
ピンクのテーブルクロス上にクリスマス関連のハンドメイド商品を陳列し販売している女性販売員の写真

ものづくり体験や昔懐かし体験、料理など親子で楽しめるお楽しみコーナー。

床にコースを作り、ラジコンを操作している子どもたちの写真
透明な更に作った料理を盛っている3人の子どもたちとそれをサポートするピンク色のシャツを着た女性係員の写真
床に広げた枠内に紙製の魚をちらばせた魚釣りゲームを置き、実際に体験している幼児の写真
テーブル上でハンドメイドのアクセサリーを作っている子どもたちの写真
着物を着付けたを体験した女の子をスマートフォンで記念撮影をしている様子
会場で作ってもらったバルーンアートを持っている2人の子どもの写真

男女共同参画に関するパネルや写真の展示。

男女共同参画に関するパネル
男女共同参画で撮影したそれぞれ違う写真を展示している写真

「家庭教育を考える~これが横澤流子育て術~」と題して糸魚川市教育相談センター主任相談員の横澤富士子さんによる講演会。

壇上で「家庭教育を考える」をテーマに講演する青の服を着た主任相談員の横澤富士子さんの写真

横澤さんは、お笑いタレントの横澤夏子さんの母親でもあります。

ホワイトボードを使い、心理学で「考え方」「感情心」「行動」について講演する横澤さんの写真
マイクを持ち客席に降りて参加者たちに質問を投げかける横澤さんの写真
壇上でジェスチャーを駆使しながら子育てに携わり方などを話す横澤さんの写真

ユーモアあり感動ありのご自身の体験談を交えながら、子育てにおける男女の携わり方などをお話いただきました。

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心のバリアフリー講演会 ~地域でともに支え合い、暮らしていくために~ 演題:「今日も一日、楽しかった ~ダウン症のイケメン・あべけん太~」

2018年12月1日 土曜日 場所:燕市役所 天候:くもり 主催:燕市・社会福祉協議会
講師:ダウン症のタレント・会社員 あべけん太氏
講師:会社役員・あべけん太の父安部俊秀氏

 こころのバリアフリー傾向活動の一環として、日本初のダウン症のタレントとして活躍中のあべけん太氏と、父親の安部俊秀氏をお迎えして講演会が開催されました。

ダウン症についての演題が貼られている横で並んで起立している講師のダウン症のあべけん太氏と父親の安部俊秀氏の写真

 用意した100席では足りなくなり、急きょ椅子を追加するほど会場が大勢の人であふれました。

講演会会場で大勢の人であふれた参加者たちの写真

 要約筆記と手話通訳のみなさんにもご協力いただきました。

要約筆記で並んでノートパソコンでタイピングをする4名の女性と前に立って手話通訳をする女性の写真

 まずは社会福祉課長の田瀬よりご挨拶。

マイクを持ち田瀬社会福祉課長が挨拶している横で着席し話を聞くあべけん太氏と父親の安部俊秀氏の写真

 そして、あべけん太氏・安部俊秀氏のプロフィールが紹介。

プロフィール紹介で起立するあべけん太氏・安部俊秀氏と進行役の女性の写真

 最初は、あべけん太氏が、その次に安部俊秀氏がマイクを持ちます。

着席してマイクを持ち講演をする独特な髪型のあべけん太氏の写真
同じ机で並んで着席をしマイクを持ち講演する父親の安部俊秀氏とあべけん太氏の写真

 ときには、親子のやりとりも。

講師のあべけん太氏と父親の安部俊秀氏両名がマイクを持ち談笑している写真

 自動車の免許を取りたいと思って自動車学校に通い、実技試験は2回で合格したものの、学科試験は55回目でやっと合格、その際には免許試験場の食堂の人と仲良しになったり。就職試験では12社目で合格。IT関連会社で「あいさつ隊長」「おそうじ係」「PCの操作」などを担当。知的障がい者という言葉が嫌い。休みの日の昼間のビールが大好き、などなど、あっという間の70分の講演でした。
 質疑応答のコーナー。

質疑応答のコーナーで2人の講師に質問を投げかける黒いダウンベストを着た後ろ向きの男性の写真

 閉会の挨拶は燕市障がい者地域生活支援センター「はばたき」センター長。

閉会の挨拶をする「障がい者地域生活支援センター」のセンター長の写真

 講演後に行われた書籍販売コーナーには、たくさんの人が行列を作り、あべけん太氏がていねいにサインをしていましした。

書籍販売コーナーで自身が執筆した書籍に丁寧にサインを書いているあべけん太氏の写真

 腕時計は有名な方からのプレゼントだそうです。
 小さい子にはハイタッチや握手をしてあげたりします。みんなみんなが笑顔になります。

幼い子にも笑顔でハイタッチや握手をするあべけん太氏の写真

講師プロフィール

あべ けん太

1987年東京都生まれ。三人姉弟の末っ子。生後数か月後にダウン症(21トリソミー)と診断される。小中学校は普通学級で学び、2003年よりフリースクールに入学。2010年、大手IT関連会社に入社。2011年、NHK Eテレ「バリバラ」にダウン症者初のお笑い芸人として初出演。その後「ダウン症のイケメン けん太」の愛称で親しまれ、数々の特集番組に出演、タレントとしても活躍中。

安部 俊秀

あべ けん太の父。多くの人にダウン症を理解してもらうため、ダウン症の子を育ててきた経験を全国で講演している。

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